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ダメ人間が無敵(本のレビュー)

どーも、1ヶ月に5冊読んでるもりりんです。
そんな本の虫、もりりん的、
2024年で読んだ本で一番おもろかった
【自分とか、ないから】

まじで面白すぎて、さくさく読めた。

哲学の本っていうから構えてたら、
冒頭部分から笑えて、
ライトでポップな歴史解釈本みたいやった。

てか、この著者さん、おもろい。
芸人目指して挫折したって書いてたけど、
多分文才あるから、コントよりも、
文章で笑わせるのうまいタイプ。

そして、私が何よりツボったのは
挿絵

昔の皇帝とか、老子とか、
肖像画使えない人たちは
AIで作った画像挿し込んでるんやけど、

これがまーおもろい。
いや、多分
AI画像だけを見たら「ふーん」で終わるのに
いちいちツッコミがおもろい。

見てこれ、親鸞
平安時代に、比叡山でエリート坊主だった人。

親鸞のイラストへのツッコミ、そこ?!

「パーカー、重ね着してる??」
ってどんなツッコミやねんw w w
歴史的にえらい人って言いながら
服装をイジりつつ
そこから笑いをかっさらっていくっていう
今までにない新しいスタイル。w


あと、個人的には、
達磨大師と皇帝のやりとりのページが
おもろくて大好きです。
ここもすかさずツッコミぶち込んで来るから
思わず笑っちゃうねん。

眼科の待合室でこのページ読んでたら
笑いが込み上げて吹いてしまって
周りのおじいちゃんおばあちゃんは
びっくりしてたと思う。w


「デキる人ほどフィクションで
ダメ人間が空であり、道であり、無敵。」

コミュ障、バツイチ、引きこもりニート。
社会の底辺を経験した著者さんだからこそ
やけに説得力があった。
ダメ人間こそ無敵というメッセージ。

完璧を演じてた時はしんどかったけど、
自分の失敗や弱みを見せたら
生きやすくなった。
そんな世界の法則を
東洋哲学を通して伝えてくれてる。

今日はどんなダメな自分でいようかな?
そんな風に思わせてくれた一冊。

PS. 挿絵ほんまに見て欲しいから
オーディブルじゃなくて
kindleか紙版でぜひ!!


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