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卒業式とポートフォリオ

学校行事

学習指導要領第6章の第2の[学校行事]「1 目標」
全校又は学年の生徒で協力し,よりよい学校生活を築くための体験的な活動
を通して,集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養いながら,第1の目標 に掲げる資質・能力を育成することを目指す。

調べてみて初めて知ったのですが、卒業式をやらなければならないという法的根拠はないようです。つまり、学校長の判断によるわけです。幼稚園では卒園式を中止したり、大学でも学位授与式を中止していますね。高校や中学校では、短縮して行われていました。

卒業式は、学習指導要録においては学校行事の儀式的行事にあたります。儀式的行事なので、大人としてのフォーマルなふるまいを身につけて欲しいと思っています。大事な場面でもしっかりとふるまえるような大人になって欲しいものです。

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短縮した卒業式

卒業式・入学式を行う場合、短縮するように文部科学省が要請しています。

例年の卒業式は在校生がいて、卒業生を送り出し、下級生が上級生の姿から学ぶ機会でもあります。また、卒業生が自分の学校に誇りを持ったり、自分の成長を再確認する機会でもあるわけです。短縮した卒業式でもそのような機会を全くないとは言いませんが、その効果は損なわれています。

卒業式の振り返り

卒業式は1つの節目で、これまでの学校生活を振り返り、これからの将来について考える機会でもあります。クラスメートと思い出話をしたり、卒業アルバムをみて振り返ったり、お世話になった人に感謝をしたりしますね。

振り返るとき、写真や動画をみたりするとより記憶が鮮明になります。卒業アルバムなど作成する学校は多いと思います。私の学校では、それに加えて卒業記念動画を教職員で作成しています。

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ポートフォリオ

卒業記念動画は、入学式の親子写真から始まり、学校の様子や学校行事の記録を中心に作成しています。結構、顔が変わっていて、生徒の成長がすごく感じるものになります。

肖像権などの配慮は必要ですが、ICTが学校に入り込む時代の中では、卒業アルバムの延長で動画作成もいいのではないでしょうか。

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