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LMSと動機づけ

先日、NPO法人eboard主催「ICTを活用した学びの支援セミナー」を受講させていただきました。前々から気になっていたeboardの説明を聞きたいと思っていたのですが、受けてみると私にとってそれ以上の価値があるセミナーでした。

E-Learning

文部科学省のGIGAスクール構想の実現についてによって、全国各地で一人一台の端末整備が進むと思います。そのとき、個別最適化された学びが実現するにはLMS(Learning Management System:学習管理システム)が必要です。学習者の学びを蓄積し、分析することで、効率的な学習を支援する。実際、すでにいくつものLMS機能を持つE-Learning教材が出回っており、商業化が進んでいます。

eboard

eboardの良さは、価格面です。公立学校、NPOなら基本無料で使え、私立学校や学習塾などの営利団体でも格安の価格設定です。しかも、LMS機能、映像コンテンツも用意されています。問題のレベルは、基礎基本ですがが、自学自習には最適だと思います。タブレットを使ってどんなことすればいいか分からない先生には最初の1歩としてはオススメかなと思います。

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伸びやすい生徒、伸びにくい生徒

「学習塾」や「家庭教師」などを利用すれば、学力が無条件に伸びると錯覚している生徒や保護者がいます。学力が伸びるきっかけにはなりますが、その子の学習経験や特性によることが強いです。

理解はできているが演習量が足りていない生徒は学習塾などを利用すると短期間に成績が上がりやすいです。演習はできているが、理解不足の生徒は学習塾などを利用してもすぐには成績は上がりません。理解を進めていき、ゆっくりと成績が上がります。このような生徒には、ebaordの導入は学力向上に期待できます。

しかし、そもそも学習意欲が低いなどの学習への障壁がある生徒は、質の高い教育をいくら施しても、学力向上にはつながりません。そのような生徒には、学習への障壁を取り除く必要が先です。それは、怖い先生の強制力かもしれませんし、優しい友だちの雑談かもしれません。

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最高の教師

凡庸な教師はただしゃべる.
よい教師は説明する.
すぐれた教師は自らやってみせる.
そして,偉大な教師は心に火をつける
ウィリアム・ウォード

最近、忙しさにかまけて、自分の初心を忘れがちでした。自分の大好きで最高に面白い数学を少しでも多くの人に伝えたい。これが私の思いです。eboardなどの便利な道具を使って、やりたいことをやってやります!笑


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