Slackロゴリニューアルから見るサービスの拡散と収束

デジプロでも利用頻度の高いSlackですが、
今朝のアプリアップデートから話題となっています。

▼Slack のロゴが新しくなりました!

https://slackhq.com/intl-ja-jp-slack-new-logo

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▼どんなサービスでも起きる拡散と収束

リニューアルを行った理由について、上記リンク先では
「ロゴとしての役割を果たす新しいデザインに進化させる」
との事でした。

旧ロゴは創業前(2009年以前)に作られたものらしく、
近年のロゴとしては寿命が長く、今日までに展開された
様々なアウトプットに耐えられたのは素直に関心します。

それほど初回からのブランドデザインの軸が強固で
柔軟性に富んでいたという印象です。

課題として挙げられている「ブランドデザインの
一貫性の欠如」については、これほどに成長したサービスなら
方方に拡散するのは当たり前だな、と感じます。

デザイナーとしては変な言い方ですが、
創業時からブランドを守りすぎては、
成長速度が低下してしまう可能性があります。

ましてや市場に出してみて、
ユーザーに使ってもらって醸成される側面もあるため、
こういった拡散は様々なサービスでも発生するものだと思います。

あとは良きタイミングで長くなった枝葉を整えて、
幹を軌道修正するように収束させれば、
長い目で統制されたブランドデザインが
成されると思いいます。

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▼批判的なコメントについて

いくつかの記事を見てみると「カギ十字に似ている」などの
批判的なコメントも出ているようです。

過去の経験から発展するデザインの特性と
安定的なトレンドとなった、ミニマル・フラットデザインは
どうしてもこういったコメントが出がちです。

GAPのロゴリニューアルような反応でなければ、
いずれは慣れて批判内容も忘れられると思います。

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