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穴場(後編)

今日もお立ち寄りくださりありがとうございます。

旧岩崎邸庭園で長居をした後、目的の丹下健三さんの展示を見にお隣の国立近現代建築資料館に行きました。
旧岩崎邸庭園のお話はこちら↓

資料館の写真を撮り忘れてしまいましたが、2013年に開館した建築資料のアーカイブズ施設で新しい建物です。

日本の近現代建築に関する資料の劣化や散逸、海外への流出などを防ぐことを目的として関連資料を持つ機関と連携して、保護が必要な資料の収集や保管を行っている施設だけあって展示している資料はマニアックで面白いです。

私は建築を好きとは言いつつも、知識は全くありません。
ただ建物が好きなんです。
図面が読めるわけでもないのに見ていてワクワクします。
平面図から立体の建物が出来上がることに感動を覚えます。
今回の展示は、ワクワクを沢山感じながら図面や模型、写真を見ていました。

家から30分程歩いたところに、東京カテドラル聖マリア大聖堂があるのですが、
建物、施設全体の景観の素晴らしさもさることながら、放つ雰囲気や空気に圧倒されたことを思い出しました。
実は丹下さんの設計された建築だったことを失礼ながらこの展示で知りました。
無知にも程があります。

国立代々木競技場のプロジェクト紹介が展示の最後にあったのですが、丹下さんと共にプロジェクトに関わった岡村幸一郎さんと荘司孝衛さんのインタビューもとても良かったです。
パソコンのない時代、限られた時間と予算の中で試行錯誤を繰り返しながら平面図から創り上げていった過程。当時を思い出しながら話す姿は、穏やかながらも熱い情熱のようなものを感じました。
2人のお話を聞きながら、丹下健三さんという人物像も少し垣間見えた気がしました。
”初めから終わりまで決定の連鎖”、印象的な言葉です。
カッコいいです。

建物から建築家の想い、生き様、熱が何らかの形で感じられる、だから好きなのかもしれません。
初めましての場所、こちらもかなりの穴場でした。
オススメです。


#国立近現代建築資料館
#丹下健三展
#建築好き
#ワクワク
#やってみよう

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