満ちてゆく
藤井風の新曲が公開されましたね!!!
「4月になれば彼女は」の映画予告の公開と同時に主題歌として一部だけ聴くことができていたけれど、もうその時からドストライクな曲で、、、早く全貌が知りたいと思っていたので、、やっとです。
ピアノの一音一音、詩の一言一言が琴線に触れてくる。
MVは美しい映画を見た時のような満足感があって、風くんの優しい世界観が一面に広がっていてどっぷりと浸ってしまいました。
どれだけ変わらないことを願っても変わっていってしまうものや人がある。大切な人が側から離れたり、親友だと思っていた人に裏切られたり、信頼していた人に嘘をつかれたり、ずっと続いてほしい青春が終わってしまったり、温かい日々が急に崩壊したり。
そんなものたちに執着するのではなく、「変わりゆくものは仕方がないね」と微笑むことができたら。受け入れて手を放すことができたら、気持ちは軽くなり、心は満たされるのかな。
風くんはものすごい精神の境地にいるんだな。
愛という言葉を無駄に消費していないだろうか。いろんな愛の形があると開き直っていないだろうか。愛にはいろんな形があるという人に限って誰かを傷つけたりしている。それは果たして愛なのか?エゴなのか?
愛という言葉を消費しているだけではなかろうか。
そんな人はきっと自分自身も辛い思いをしているはず。なんか違うなって。それでも本当の愛を誰かと紡いでいけたときは気持ちが安らいで、心が凪ぐ。これが「愛」なんだってハッとするのではないか。
「愛されるために愛するのは悲劇」そういえば似たような歌詞があったなと。
愛してほしいという気持ちを誰かに埋めてもらうために、誰かを慕ったり、相手のために何かをするということでさえ愛ではないと風くんは言い切っている。
この現実は辛いけど、愛してほしいから愛することもあったよね。
それは正確にいうと愛ではなかったみたい。
そうだよね。相手に接しながらも虚しさや、返って来るか分からない焦りを感じるものには違和感があったよね。
そんなことを藤井風は何度も伝えてくれています。
大事なメッセージなのかな。
この曲では藤井風らしい暖かさと深みのありハッとさせられる詩に魅せられました。自然体で歌い続ける彼の姿に心が打たれます。普段どんなことを考えて生きているんだろう。どんなことを考え続けたらこんな歌詞が作れるんだろう。
映画館で聴くのが楽しみです。
それでは!
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