「三笑亭夢丸&立川寸志 初代夢丸トリビュート二人会」
昨日は「三笑亭夢丸&立川寸志 初代夢丸トリビュート二人会」に行ってきた。
三遊亭けん玉 「ぞろぞろ」
三笑亭夢丸 「親子酒」
立川寸志 「おたま」
仲入り
対談 三笑亭夢丸、立川寸志
立川寸志 「鮫講釈」
三笑亭夢丸 「反魂香」
100席位のスペースに半分位の入りだった。お客さんどうしで挨拶している情景があちこちであり、人数は多くないがディープな落語ファンの比率が高い印象だった。
三遊亭けん玉さんは三遊亭兼好師匠の初弟子とのこと。達者な前座さんだった。
初代夢丸師匠と酒の思い出話をまくらに「親子酒」へ。対談によるとネタおろし。初代夢丸師匠がよくやられていたネタで、生前はやれなかったとのこと。
寸志さんがこの場にいるのは、初代三笑亭夢丸師匠が私費を懸賞金に投じていた「夢丸新江戸噺」(落語台本の公募)に会社員時代に応募していたからという説明の後、応募作の一つである「おたま」へ。大家、棟梁や腕はいいのに現在は酒に溺れている大工の八っつぁんが出てきていい江戸噺だった。
対談では主に寸志さんが聞き手となって、初代夢丸師匠への入門のいきさつや初代夢丸師匠が「夢丸新江戸噺」にかけた思い、二代目「三笑亭夢丸」襲名の経緯などが語られた。襲名の経緯を聴きながら涙をぬぐう女性客の方もおられた。
「鮫講釈」でのでたらめな講釈の言い立てが見事だった。
最後は「反魂香」で楽しく締めて、とてもいい会だった。