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立川寸志トリ噺五十席

2024年7月17日 立川寸志トリ噺五十席 (アートスペース兜座)

 隔月で開催される寸志さんが真打昇進に向けてトリ噺を磨く会です。
 演目は「化け物使い」、仲入り、「井戸の茶碗」で、今回も充実した二席を楽しみました。
 「化け物使い」は昼に龍志師匠に上げの稽古をしていただいたばかりというネタ下ろしです。引っ越した家の場面から始まり、使用人がやめる理由が化け物がいやだからではなく3年間続くかという掛けをしていたから、などこれまでに聴いたのとは違う部分もいくつかありました。
 寸志さんの「井戸の茶碗」は現実的に考える清兵衛・大家と体面に拘る千代田卜斉・高木作左衛門の対比が際立つ演出です。