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噺ノ目線

2024年7月6日 噺ノ目線 夜の部 (なかの芸能小劇場)

和泉・文りん 前説
弁財亭和泉 「わんわーん」
三遊亭白鳥 「3年B組はん治先生」
 仲入り
昼夜の全出演者 トーク
林家きく麿 「スナックヒヤシンス6」
神田茜 「あちらかしら」

 和泉師匠が企画する新作落語の会です。
 トークでは和泉師匠の司会で昼の部に出た若手(桜子・きよ彦・美馬・文りん)の、古典の間に挟まったときの新作演目選びの考え方、地方の会や学校寄席での対応方法や心構え、などの質問に茜先生・白鳥師匠・きく麿師匠が真面目に回答とアドバイスをしました。
 新作のアイデアが出てこないときの対処方法という質問に対する白鳥師匠の「部屋で考えていてもダメで自分はほとんど歩きながら創るが、その前提条件として芝居・映画・本などからのたくさんのインプットの蓄積が必要で
その上で歩いていると創れる」という回答や、茜先生の「自分は芸人になってからも多くの種類のアルバイトをやったがその体験がすべて新作につながった」という回答が印象に残りました。
 また、広く認めてもらうには何十年もかかるのだから二ツ目までは体験と工夫を重ねて真打になってからが本当の勝負と強調する白鳥師匠に対し、茜先生は、今は若いうちから注目を浴びてしまう場合もあって返って対応が難しいかもしれない、と言っていました。