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擬古典落語の夕べ3 女の江戸噺

2022年12月2日 擬古典落語の夕べ3 女の江戸噺 (日本橋社会教育会館ホール)

入船亭扇ぱい 「鮑のし」
鈴々舎美馬 「ぐるぐる」(井上新五郎正隆・作)
春風亭一花 「願いましては」(井上新五郎正隆・作)
 仲入り
田辺いちか 「姫君羊羹」(荻野さちこ・作)
林家つるこ 「つごもり猫」(荻野さちこ・作)

 主催者の方の、古典落語によく出てくるしっかり者のおかみさんや健気な娘などとは違ったタイプの女性が活躍する噺があれば古典落語の世界がさらに広がるのではないか、という思いから生まれた企画です。
 落語作家二人が創った擬古典を四人の女性演者が披露しました。
 「ぐるぐる」は粗忽で愛らしいおかみさんが主人公です。
 「願いましては」は糊やのばあさんが大活躍します。
 「姫君羊羹」は武家の姉妹の微笑ましい話です。
 「つごもり猫」は料理屋の女中のラブストーリーです。
 これらの噺がまた高座にかけられてさらに洗練されていくことを期待します。