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談吉さんとカモさんの落語会

2022年8月2日 談吉さんとカモさんの落語会 (大泉学園ゆめりあホール)

立川笑王丸 「子ほめ」
ナツノカモ 「よたたぬ」
 仲入り
ナツノカモ・談吉 トーク
立川談吉 「らくだ(通し)」

 談吉さんが主催しナツノカモさんを誘って実現した二人会です。
 談吉さんは2008年入門ですが、ナツノカモさんは2007年に入門した元立川春吾で2014年に廃業し現在は主に落語・コント作家として活動しています。
 ナツノカモさんはまくらで談吉さんを初めて見たときの印象などを話しましたが、談吉さんは皆が景色が美しいと一方を眺めているときに一人だけ逆方向の空の雲を眺めているような人で、ナツノカモさんも一人だけ逆を向いていることに気づく人だったので気が合ったそうです。
 「よたたぬ」は普通落語では出会わない二人が出会ったらどうなるかと考えて創った噺で、かぼちゃ屋の与太郎が罠にかかった子狸と出会います。
 トークの中では、ナツノカモさんが前座時代に歌手が楽譜どおりに歌うように古典落語を教わったとおりに忠実に再現していたがだんだん目が死んでいったこと、談吉さんの落語は最初から立川流らしくなかったこと、などが語られましたが、開口一番の笑王丸さんの落語が実に立川流らしいということでは意見が一致していました。
 最後は、短い噺だとナツノカモさんの噺とつり合いが取れないからと「らくだ(通し)」でした。
 次回は来年2月の予定です。