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『対話型研修の再構築 2020年3月29日 朝』

昨日から、肚の調子が良く、エネルギーが湧き出てくる感覚がある。今日も、肚にフォーカスしていると、いつもより大粒なエネルギーを感じました。通常より時間があるので、本を読み進めたりして、次に向かっての準備に入る。


1.バレエの発表会
金曜日に娘のバレエの発表会があった。なんだかんだ言って6年ぐらい続けただろうか。娘もこれ以上は伸びないと分かっているのか、金曜日を持ってあっさり引退である。
今回の発表会は、塾の関係で練習も少なかったので、出番が少なかった。ちょうど、前の人と被ってしまい、ほとんど見えなかったが、それでも一区切り。
一番感じたことは、バレエの世界は努力ではなく、体系も必要だということ。上手だなと思っていた人、人一倍目を引く人は、小学校6年生だと聞かされてビックリした。背は165㎝ぐらいあり、首が長く、手も長く、本当に綺麗に舞う。本人も週5で練習しているというか、練習だけでは埋まらない何かを感じざるを得なかった。
今回のコッペリアは何故が目を引かなかった。2年前に観たコッペリアは目を奪われて楽しかったが…


2.対話型研修は「捉え方のほぐし」の研修(コラム用)

昨日、「まなびほぐしのデザイン」という本を読んで、「研修テキストの冒頭に対話型研修の受け方みたいな説明がなかったな」と思い、妄想が妄想を生んで、構想できたので文章にしてみる。

一旦は、コラムにまとめるが、その後2ページぐらいのテキストにまとめたいと思う。いつもはいきなりテキスト作成に入るが、今後少し丁寧に構想してから着手する。

成人発達理論の観点で解説すると、人は現実で起きたことを、自分の都合が良いように解釈して捉え、そして判断・選択して行動します。この捉え方や解釈の幅が広がるのが、成人発達理論でいう発達段階が上がることを意味します。逆に、捉え方や解釈の幅が広がないのは、心の成長が止まったとみなしても良いと思います。

毎日の生活では、自分の捉え方や解釈の存在に振れることがないので、自分では気づかないにうちに、周囲から見ると違和感がある行動を取り続けてしまうことがあるかもしれません。
例えば、
①常にリスクを回避した発言・行動をしている
②忙しいことを言い訳に、周囲との関りや後輩育成を後回しにしている
③相手に対して、圧を掛けたコミュニケーションをする
などが、違和感がある行動になります。本人はそれらの行動を自己認知していれば、修正できますが、多くの場合は無自覚的に判断・選択して、行動しています。

この無自覚な判断・選択を見える化して、その存在に気づき、修正を図ることが「捉え方のほぐし」であり、対話型研修で実現したいと考えております。

自己啓発で本を読んだり、eラーニングで学んだりすることも知識のインプットに良いですが、集合型研修の利点は、まさに「捉え方のほぐし」ができることです。

本を読むときの癖として、自分の認識と一致しているところは「分かる分かる」と線を引き、自分の認識と一致してないところは「読み飛ばす」ということをしている可能性があります。そのような学びは、もしかすると「捉え方(固定観念)」を増強につながることになりかねません。これでは、判断・選択の傾向は変わらず、行動も変わりません。

対話型研修では、この判断・選択の傾向を認識できるように設計しているところがポイントになります。

では、「捉え方のほぐし」をどのように研修で進めていくかと言うと、
①インプット
②自分の「捉え方」のアウトプット
③お互いの「捉え方」の交換
④振り返りで、自分の「捉え方」の言語化と、新しく取り入れた「捉え方」の言語化
という流れで進めていきます。

例えば、OJT研修で、
①インプット
「新入社員に接するには、新入社員の立場になって接することが大切だ」
と学んだときに、上記は基本的に概念なので、それは違うという反論はないはずです。ですから、すっと理解されて、そのまま印象に残らず知識の定着は浅くなります。概念は、自分たちが動けるように具体化しないと行動の変化はおきません。

②自分の「捉え方」のアウトプット
次に、「新入社員の立場になったときに、どのように接することが良いのか」というアウトプットを求めると、
Aさん:仕事の内容を分かるまでしっかり伝えることが大切だと思う
Bさん:仕事のサポートも必要だけど、メンターとしてプライベートの関りも大切だと思う
Cさん:分からないことだらけなので、まずは職場にゆっくり馴染ませることが大切だと思う
とアウトプットには多様性があります。
この時点で、問いから自分の経験を振り返り、新入社員への接し方が明確になるので、自分の中から気づき、自ら具体的な行動のイメージを持つことができます。

③お互いの「捉え方」の交換
次に、グループでお互いの「捉え方」の交換をします。
そのときに、Aさん・Bさん・Cさんのどの意見が正しいかと言うと、どれも正しく、自分が考えもしなかったことがアウトプットされていたら、それを受け入れるだけだと伝えます。

日常のビジネスの場面では、何が正しく、何が正しくないという議論をしていると思いますが、この議論を繰り返すと、議論に勝つ人はますます「捉え方(固定観念)」を増強し、議論に負けた人は、いつまでも自分は負けるという「捉え方(固定観念)」を増強させてしまいます。
研修では、「正しい」「正しくない」は存在しないので、自分の「捉え方」の外にある異質な考え方・意見を取り入れるように促します。

そうすることによって、「捉え方のほぐし」が起きます。「後輩育成に関して、自分はプライベートの関りは必要ないと思っていたけど、確かに先輩とランチを食べて、気持ちが変わったことがあった」などを思い出し、「捉え方」が変化するイメージです。

お互いの「捉え方」の交換から、グループメンバーから気づきを得て、具体的な行動のイメージを膨らませることができます。一人の体験からアウトプットから、より多様性があり、実務で行かせる行動のバリエーションが膨らむ感じです。

④振り返りで、自分の「捉え方」の言語化と、新しく取り入れた「捉え方」の言語化
研修では、1つのセッションを60分~90分ぐらいで設計しています。その最後の時間に、
ⅰ)これまでの自分の「捉え方」の言語化
ⅱ)新しく取り入れた「捉え方」の言語化(気づきと呼ばれるものです)
ⅲ)新しく取り入れた「捉え方」について、具体的に判断・行動に取り入れるものの言語化
をすることで、より「捉え方のほぐし」を明確にしていきます。

対話型研修を通じて、自分の捉え方に気づき、グループメンバーの多様性を受け入れ、自分の捉え方のほぐしをすることにより、それほど抵抗感なく行動変容が進みます。
「捉え方ほぐし」をしている最中のグループ討議は楽しいものです。普段の議論は勝ち・負けがつきものですが、自分の意見を聴いてもらい・受け入れてもらえるので、受講者の皆さんは「すっきり」したという感想を持ちます。この「すっきり」感が対話型研修のゴールイメージなります。

企業でも、徐々に対話型研修を増やしていくことにより、研修が楽しくなる会社に変わっていくことが受講者にとっても、講師にとっても大切なことだと考えています。


3.「流星」という字を書く
週末は不要不急の外出は控えるとこのとであるが、意外に理想的な生活ではないかと思っている。多少、外に行けなくて不自由ではあるが、時間にゆとりがあり、色々なことができる。書道も多少遊びを入れて書いてみた。

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