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野生の木いちごで作るつぶつぶジャム

2015年6月14日

豊かだった山菜の季節が終わり、あとは畑の野菜が収穫できるまで待つのみかと思っていたところ、梅雨の始まりに木いちごがとれました。

木いちごの木には無数の棘が生えていますので、迂闊に触れると血が出ます。案の定手にすり傷をたくさん拵えながら、幾種類かの木いちごを収穫しました。

キイチゴの木。まだ花が咲いているころ

木いちごはヘビイチゴを含め「毒の有る無し」でいうところの「食べられない」種類がないので安心です。

去年は試しにヘビイチゴを食べてみましたが、味がなくて食べても美味しくなかったのでもう食べません。

木いちごはいちばん大きな実でも、1センチあるかどうかというくらいひと粒が小ぶりなので、かなりがんばったのに小さなビニール袋に半分ほどしか集められませんでした。

赤や黄色の実が取れました

ボウルにあけてひと粒ずつ中まで洗います。

葉がもみじの形をしていることから名付けられた「もみじいちご」。実の色が黄色いことから「キイチゴ」とも呼ばれています。
赤いのは多分「クマイチゴ」

それを小鍋に入れ同量程の砂糖を加え火にかけ、焦がさないよう良くかき混ぜながら煮込みました。

砂糖を加え火にかけて煮込む

小さな粒の集まりだったいちごは直ぐにバラバラになって、やがて赤いジュースになり、途中でクエン酸を加え、そして少し粘り気が出てきたかなというところで熱湯消毒をしたビンに移して冷ましました。

途中、イチゴが溶けてジュースになったあたりから、鍋の中があまりにも種だらけになったので、濾した方が良いのか悩みましたが、見た目とは裏腹に良いニオイが漂っていたのでそのまま続行しました。

固まらないジャム

これが冷えたらキイチゴジャムになる予定だったのに、翌日になって熱が取れても予想以上に固まりません・・・。
ジャムを作るときにはたいてい煮すぎてしまい、冷めたら固まった水飴のようになってしまうので、今回は早めに撤収したのが悪かったのかもしれません。

でも今更また鍋に移して加熱するなんてできないというかしたくないので、多少水っぽくてもそのまま頂きます。

味は・・・砂糖を沢山加えているのだからそれは美味しいです。
なんとなく香ばしいような、よく知るイチゴとは違うニオイ。カラメル?(砂糖が焦げた?)っぽいニオイがします。

そして大量の種がゴマを噛んでいるような食感です。
粘り気があるジャムっぽいものが作れたらもっと美味しくなる気がしますが、収穫がたいへんなので、来年また作るかどうか悩むところです。


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