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3.11/東日本大震災の記憶|東京でサラリーマンだった僕が帰宅困難者になった話

頑張って薪割りをしていますが、ヒノキの間伐材はまだまだ消化しきれそうにありません
このままでは地面に近い方から傷んでいくのではないかと少し焦っています

ストーブの為の薪を作るには、チェーンソーで炉内に入る長さに原木を玉切りし、斧やクサビで割ります

チェーンソーの爆音が鳴り響くなか、[2時46分]の黙祷を促すサイレンは、桁違いの大音量で僕の耳に届きました


もう6年も前のことです

逆回転することのない時間の経過は無情です

今日は当時のことを自分のための「備忘録」として、簡単に書いてみたいと思います

当時の僕は東京の会社で働いていました

2011年の[2時46分]轟音と共に全てが揺れだし、身体を自由に動かすことが出来なくなりました

「逃げろ!」

と声を発してくれた定年間近のおじさんのことをよく覚えています

殆どの上司は自分のことばかりで的確な指示を出した人はいなかったと記憶しています

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