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冷蔵庫を使わない生活のための保存食作り、その前に

2016年7月8日

小屋での生活も3年目、
冷蔵庫のない3度目のあたたかい季節がやってきます。

さすがに3度目ともなると、経験上、夏のあいだ氷を利用せずに、要冷蔵の食品を保存しようなどということは考えなくなりました。

3年目の今シーズンは、ずっと気になっていた保存食について勉強したいと思っています。
砂糖を使って作るジャムやコンポートはもちろんのことですが、野菜を冷蔵庫の代わりにビンで保存した「おかず」的なものを作りたいのです。

保存食を作ることで食品を長持ちさせるだけでなく、いちどきにまとめて調理することで、また、瓶の中でゆっくりと熟成させることで、消費エネルギーを節約したい…

といいますのも、夏季に小屋内で火を使うと室温がぐんと上がってしまいます。

そこで食事の都度、保存食を活用することで火を使う回数や時間を減らしたい、そして夏、畑から野菜をとってきておかずを作る際その調味に使ったり、ちょっとした付け合わせになるものが作れたらいいなあと思うのです。

(これは2014年の秋に作ったモモのコンポート。作る手間はかかりますが、常温で1年以上保存できます。)

さて図書館で「保存食」と書かれた本を見つけては読んでいたところ、ちょっと気になる点がありました。

紹介されているレシピのほとんどは、「冷蔵」か「冷凍」が前提なのです。

「煮沸したビンにつめて、冷蔵庫で保存。ひと月を目安に使い切る」

これは、ある保存食の本(Aとします)に書かれていた、いちごのジャムについての説明です。

この場合の「冷蔵庫」は、どれほど必須なのでしょうか。 

「本A」には、冷蔵庫でひと月保存可能と書いてあるけれど、

「本B」には、常温または冷暗所で1年ほど保存可能(開封後は冷蔵)と書いてあるのです。

どちらの本も、砂糖の割合はほぼ同じ、瓶詰めの際の煮沸の手順をきちんと踏んだ上でのことなのです。

たとえば、

調理方法(塩漬け、オイル漬け、燻製など)ごとの保存ルールだとか。

保存に適した食材だとか。 

そういったことを理解していれば、ある程度の保存期間と方法が自分で判断できるようになり、上述したジャムの保存期間についても、どちらに従えばいいのかがわかるようになる…と思うのです。

これまで読んだ本の中から「常温で保存可能」な保存食を、また、それと併せて保存食の基本をリマインダー的に書いていけたらと思っています。

つづく…。

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