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島日記 待つ待たされる

先日、お盆前日ということも忘れて出かけたので、車や人の多さを不思議に思った。
これより西はガソリンスタンドはありませんの看板のあるスタンドがいちばん近いので利用している。
いつもは誰もいないのに先客がいた。
私の後にもまた客が。

図書室は10時に開くが数分前に着き待っていたら続々と人が来る。
待っている間に、ロビーの文庫本コーナーで選んでいたので、貸し出しを申し込んだのは一番最初だった。
ところが、そのコーナーの本はまだコンピューターに打ち込んでいないので、少々待ってくださいと言われる。

まだ新しい係の人なので手際が悪く、次々に来る返却と貸出におおわらわ。
カードを持ってない人の対応、親子のカード作りもした。
結局、ずいぶん待たされ、申し訳なさそうに今からやりますと言われる。
私が係だったら一方的に待たせないのにと思いながら笑顔で「どうぞごゆっくり」

あれ、この状況は最近味わったなと思った。
そうだ耳鼻科に行った時がまさに同じ状況。
紹介状を書いてもらうのが、誰もいなくなってから。
一人取り残され待った。
外は大雨でガラスを打ちつける窓を見ながら。

まあ図書室はいくら待っても構わない、読む本には困らないから。
待たされるのは仕方がないが、待つのは嫌いだ。
待たせることもできない性分だ。

買い物も暇な時間帯に行く。
並ぶのがイヤなのだ。
行列してまで欲しくない。
都会では到底暮らせないと思う。

太宰治の短編「待つ」では、若い女性が毎日買い物の帰りに駅のベンチで何かを待っている。
不安と隣り合わせの時代に、何を待つのかわからないままじっと待っている。
希望のようなものを待っているのだと思う。

現実的な私の待つとは違うが、やはりそういうふうに待つのもできない気がする。


ドラゴンフルーツ(白)
あれ月下美人が今頃と思ったら
ドラゴンフルーツの花だった
ドラゴン🐉に見えるかな
これは赤い実
ジンジャーフラワーは倒されて
アブラゼミが網戸で動かない
バッタだよね
赤トンボ
これもバッタ
あらあら


今日もお付き合いくださってありがとうございます。
台風域にあたるかたくれぐれもご用心ください。

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