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日記 ご利益あり

景色は視覚よりも写真のほうがよりよく見えるのだが、今朝の三日月と明けの明星は神秘の域にあった。
時折見せてくれる無垢の世界は、垢じみた心を洗い流してくれる。

清らかになったことのご利益はすぐに現れた。
ご利益と思う気持ちが清浄ではないのだが。
日曜日の運動会が雨で中止になり(行事が多いので延期でなく)、参加者対象の抽選会は役員でやる旨の放送が流れていた。

一度も参加したことがないのに、お米10キロが届いた。
ご利益と言わずに何といおう。
応募していないのに、商品が当たった。
お米というのがまた嬉しい。

新潮新人賞の高校生、伊良刹那氏の「海を覗く」を読み出したが、苦労をしている。
衝動読みだが、難解な言葉使い、古めかしい文体、少々読みづらい。
三島由紀夫好きが、美術部の高校生の耽美の世界を描いている。
スマホで全文書いたそうだ、ある意味すごいことである。

小林秀雄賞も発表されていて、「三島由紀夫論」の平野啓一郎氏が受賞している。
三島由紀夫づくしで満腹感が否めない。

選者の養老孟司氏の「なぜか、三島には花鳥風月が欠けるという点が響いた」という選評がよかった。
読み終わるまで時間がかかりそうである。
読み終わったら図書室の棚に寄贈しよう。

ご利益があったので集落の神社にお礼参りに行くことにする。

朝5時ごろ
眩しい日の出
赤トンボとひかる海
うまい具合に飛び込んでくれた
雲ひとつない秋の空
ひとつ雲ができた
やはりコスモスは秋が似合う
風に揺れて
まだ夏野菜が出ていた
賄い弁当


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