島日記 月は西に、日は東
真っ半分の有明の下弦の月が薄雲の中から現れた。
月は東に日は西にではなく、日は東に月は西の空高くである。
朝焼けは見えるけれどまだ雲とともにある。
左右の景色が動と静で面白い。
録画していた「土を食らう十二ヵ月」を観ようとした。
懸念した通り、冒頭の囲炉裏の前で沢田研二と松たか子が、干し柿と抹茶を飲む場面でやめてしまった。
白馬村の景色は見たかったが、諦めた。
水上勉の料理エッセイ本を映画化したものだが、監督のオリジナル作品になっている。
編集者が恋人役になると知った時から、原作とは違った雰囲気の映画になるとは思っていた。
小説ではないからドラマが必要なのであろう。
原作が先か映画が先かの問題は古くから議論されるところだ。
原作を読んでなかったらすんなり入っていけたかもしれない。
気に入った本だったので思いも強く、受けつけなかった。
また観たくなったら見ることにしよう。
エンターテイメントのワクワクする映画が好きだ。
読書や映画は私にとって娯楽であり、情報である。
生き方や教訓を学ぼうとして読んだり観たりはしない。
糧になればよい。
それにしても娯楽三昧の日々である。
仕事がない日は、朝から読んだり観たりしているのでお尻が痛くなる。
気分転換に庭に出ると、草が絡まって歩きにくい。
見て見ぬ振りをして木陰で深呼吸。
もう一杯コーヒーを飲もうかな。
去年の今頃の写真より。
古いスマホなので微妙に精彩が違う。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。
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