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カミナリと香君

朝がたカミナリの音で目が覚めた。
光と音の競演ならいいのだが、攻撃されているように感じる。
以前はカミナリなど怖くなかった、島ではちぢみあがるほど恐ろしい。
それほど自然のそばにいるからだろう。
遠雷ならば平気だが、光ってすぐ爆音がするのは、近くに落ちている。

私は一度だけ電話機がダメになったが、電化製品全て壊れた人もいる。
冷蔵庫やパソコンが壊れたら相当なショックだ。
カミナリの保険をかけている人もいる。
その不安も恐れにつながっているのだろう。
停電後、過充電でエアコンが故障したこともある。

レイチェルカーソンのセンスオブワンダーの冒頭に「ある嵐の夜、私は〜暗闇の中を海岸に降りて行きました」とあるが、嵐の夜に外へ出るなど考えられない。
嵐のようすを観察するなど、余程肝が据わっていないとできない、それも赤ちゃんと一緒に。
布団をかぶってそんなことを考えた。

昨日、図書室から連絡があり予約していた上橋菜穂子の「香君」を借りてきた。
読みたい本を読みはじめるときの気分は、登山口に立ったときの気持ちと似ている。
さあ出発だ、どんな景色が見られるだろうか、どんな花が咲いているだろう、頂上はどんな感じだろう。
希望と不安が交錯し、アドレナリンが湧きでる。

タイトルのとおり香りを主題としたファンタジー小説だ。
上橋菜穂子の本は途中で投げ出したことがない、その世界にするりと入り込め愉しい時間を過ごさせてくれる。
一気に読まないでゆっくり読もう。

ゲンノショウコ

ゲンノショウコの花が咲いた。
一年中葉ははびこっているが、フウロソウのような花はなかなか咲いてくれない。
効果がすぐ現れるという「現の証拠」
下痢止め、胃腸病に効く。
白い色もあり可愛らしい花である。
果実の形からミコシグサ(神輿草)とも呼ばれる。

センニンソウ

庭の低木に巻きついているセンニンソウ。
白い花は繊細で仙人に見えるが、果実が仙人の髭みたいなのでついた名前だ。
だが有毒植物らしい。

モントブレチア

島の道端で野生化して盛んに咲いている。
葉っぱだけの時は雑草扱いしているが、花が咲けばなかなかいい感じだ。
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)の名もある。
繁殖力が強すぎて栽培禁止の県もあるそうだ。


今日も読んでくださってありがとうございます。

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