島日記 昨日と違う朝を見つける
また新しい朝がきた。
永遠にやってくるものと思っていた朝の到来、限りがあると知ってからも月日が経った。
日々成長していた時代は終わりを告げ、今は現状を維持することで精一杯である。
鏡を見れば憂いが増え、「あれ?」も増え、何もないところでつまずく。
しかし、新しい朝は憂鬱ごとが増えるばかりだ、とは思わない。
嘆いてばかりはいられない。
下り坂の日常も、経験を活かし、些細なことにも驚き、喜びを見い出して、昨日と違う朝を見つける。
朝焼けの色も、雲のようすも昨日と全く違うのがわかる。
同じコーヒーでも、カップをかえれば昨日と違った味になる。
一本道なので道を変えて仕事には行けないが、昨日なかった花が咲いている、新しい朝だ。
憂鬱な朝もあるだろうが、それも新しい朝。
そして次の日は憂鬱を吹き飛ばした朝を迎えて、また新しい朝になる。
そういうふうに、昨日と違った朝を見つけよう、「もう充分だ」の朝が来るまで。
ロケット打ち上げがまたもや延期になったようだ。
何事もそうはうまくいかないよである。
7日の成功を祈ろう。
島からも、登っていく白煙と少し遅れて地震のような振動が起きるのがわかる。
夜間の打ち上げは特に美しい。
民宿の掃除の帰りにちょっと寄り道。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。
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