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島日記 時の過ぎゆくままに 

落語の三題噺というのがある。
頭が空っぽなので、思いついた言葉をタイトルにした。
三題噺はストーリーテーラーでないと難しいが、一つの単語だったらなんとかなるかもと。

時の過ぎゆくままに。
まず浮かぶのはジュリーの歌と作詞家の阿久悠だ。
久しぶりに聞いても艶のある声、絵になる姿、いいなー

そしてカサブランカダンディでは「ボギー、ボギー、あんたの時代はよかった」と繰り返している。
阿久悠は映画「カサブランカ」に思い入れがあったようだ。

一昔前、いや、ずっと昔、映画雑誌のアンケートで好きな映画ベストテンに必ず入ってた。
ハンフリー•ボガードとイングリット•バーグマン。
パリ陥落、再会した男女、酒場の主人とレジスタンスリーダーの妻、葛藤、粋な会話。

その酒場のピアノ弾きが歌うのが思い出の歌「As Time Goes By」
これでもかと酔わせてくれる映画である。

時の過ぎゆくままに、もうのりを超えずの年を過ぎてしまった。
矩を超えずとは、毎日を自分のしたいようにして生きても、決まりごとから外れない意味だ。
踏み外すことはないが、したいように生きているかといえば断言はできない。

雑踏からは逃れて自然の中に住んではいるが、あれこれ悩みは尽きない生活である。
ないものねだりは誰しもある。
四十にして惑わずらしいが、いまの四十代で惑わない人がいるだろうか。
論語を持ち出すほうがおかしいか。

時は無惨に、心地よくかわからないが流れていく。
終わりに向かっているのは確かである。
だけど残りの人生で今日が一番若い。
そう思えばまた愉し。

なんとか明日の投稿の下書きができた。
安心して仕事に出かけよう。
遠くのほうに台風が来ているようだ。
今日は風が強い、雨も降るだろう。

今朝も有明の月
壁を登るポトスたち
落ち葉の季節到来
涼しい風が吹いている
畑も森の中
カラスウリの花も見納め
狂い咲きコデマリ
黒島ミカン水
ショウガご飯とトウガンのあんかけ


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