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島日記 ペトリコールとゲオスミン

タイトルの意味がわかるひとがいるだろうか。
私ははじめて知る言葉だった。

今にも雨が降りそうな早朝、カブで仕事場へ向かう。
いつもより30分ほど早いので、車も走っていない。
久々の湿った空気、潮の香り、木の香り、それに畑から堆肥の匂いもしてくる。
くんくんしながら、雨の気配もいいなとゆっくり走った。

何日振りだろう、雨が降るのは。
植物、鉱物だけでなく人間にも潤いをもたらしてくれた。
ぬれたウコンを扱っているのに、倉庫の中は寒くなかった。
20度以上あっただろう。

帰りは雨が上がり、夕日が見えなくて寂しいが、眩しくないのでスピードを上げて家路を急いだ。

さて、タイトル。
雨が降りはじめた時の匂いを、「ペトリコール」というらしい。
長いこと雨が降らず、乾燥が続いて植物の出した油が石や土にたまったものが、雨によって化学反応を起こし、匂うという。
ギリシャ語で「石のエッセンス」

雨が止んだ時の匂いを「ゲオスミン」という。ジオスミンとも。
土のなかの微生物によって作り出されるカビのような匂い。
これもギリシャ語で「大地の匂い」

両方の名のつく香水もあるようだ。
落ち葉を踏んで歩く時の匂いもゲオスミン。
虫たちも喜んでいることだろう。

知らない言葉を覚えるのは嬉しいことである。
明日は忘れているかもしれないが、アウトプットしたので数日は覚えていることを願う。


昨日の心配は、案ずるよりはなんとかで、ベテランのかたはひげ切り作業ははじめてで私が指導する立場になった。
やっぱり午後は10分早く始められた。フフフ。

明日は大雨で出勤出来なさそうだと言うと、即聞いてもらえた。
融通が利くのは何よりだ。
倉庫にいっぱい積んであるので数日かかりそう。
頑張ろう。

今日の日の出と作業と、お弁当を。

窓から
外から
出勤途中
倉庫の前
ひげ切り前のウコン
ガリガリシュツシユ
お弁当タイム
低い木でも実がと思えば、倒れてまた起き上がっているパパイヤ


今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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