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島日記 月曜日

朝焼けはなく、スーッと掃いたようなピンク色の雲が見えた。
さわやかな朝である。
週の始まりの月曜日、通勤している人たちは今でも、「ブルーマンデー」という言葉を使うのだろうか。

自営業だったので、曜日や通勤に関係ない日々を送ってきた。
今でもそんな毎日なので、曜日によってストレスを感じることはないし、かわりに日曜日の喜びもない。
でも、休みが続いた翌日の仕事は緊張する。

働いている人には面目ないが、私にとって月曜日はアニメ「ビィンランド・サガ」の配信日というくらいだ。
「ビィンランド」とは、かつて存在した北アメリカの地名。
バイキングの少年が戦いのない新天地を目指す物語である。

いっきに見た「進撃の巨人」や「ゴールデンカムイ」と違って、週ごとに30分足らずの視聴は物足りないが、愉しみに観ている。
漫画は読む機会がないのでアニメになった作品しか観れないが、原作も読んで見たいと思う。

月曜日はおおむね美術館、博物館や美容院などが休みの日だ。
図書室も休み。
曜日は頭にないので図書室へ行ったら閉まっていることがよくある。

美術館が休みなのはなんとなくわかる。
美容院が休みなのは戦争中の電力不足に関係しているらしい、電力会社の休みに合わせて休みにしたようだ。
電髪(パーマ)をかける女性が多かったからだろう。
電気ブランという擬似ブランデーはまだあるのかな。

明治の頃は新しいものの名前には電気をつけることが流行ったという。
発祥は浅草の神谷バー。
ブランデーをベースにいろんなお酒の混じったカクテルで度数は45度もあった。
私が飲んだのは瓶のデンキブラン、琥珀色の甘めのお酒だった。

「人間失格」に酔いが早く回る酒とあるし、昭和のあがた森魚に「電気ブラン」の曲、森見登美彦の小説にも登場するようだ。

月曜日から離れてしまったて、朝から連想ゲームになった。

今朝の雲
月桃が脱皮
掃除の途中
タラの葉
炒めて食べよう
アオノクマタケラン
月桃に似て葉に香りがある
ゴムの木が空を指している


いただきものや無人市で買ったもの
大きなズッキーニがあった



今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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