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島日記 無理やり書く

疲れた身体に「だれやみ」
気に入って使っているが、少し不安になったので調べてみた。

間違いではなかったが、だれやみは宮崎県の方言らしい。
「だれやみ」という名の焼酎があった。
だれるとは疲れる、やめとはやめる、仕事の後に飲むお酒、晩酌のことだ。
鹿児島では「だいやめ」というらしい。
島の人の言った「だいやめ」が「だれやみ」と聞こえたのかもしれない。
何度も聞き返した覚えがある。
疲れを止める、とてもいい言葉だと思う。

その宮崎県の「いもがらぼくと」という民謡を、むかし中学校の修学旅行のバスガイドさんが歌った。
南九州旅行だった。
その時の記憶が妙に思い出された。
「日向カボチャのよか嫁じょ」色は黒いがおいしいカボチャらしい。
「いもがらぼくと」は芋ガラで作った木刀のことで、中身は空っぽの男。朴訥。
「貰ろうた、もろたよ、いもがらぼくと、日向カボチャのよか嫁じょ」

お嫁さんが欲しいという民謡だがなんと明るいのだろう。
子どもごごろにもおおらかな感じと言葉が印象深かったのだと思う。
元歌があるそうだ。
その中にだれやみがでてくる。

「ひんだれちしもうた(疲れたしまった)
木場開き だれやみ(焼酎)飲んで ほたり寝る」

仕事納めというので私もだれやみをした。
しかし、明日の投稿を書いていない。
何も考えていなかったので、だれやみもそこそこに。
しばらく、うんうん唸るのだが、全く浮かばない。

「いいや、とにかく、文字を打ってみよう」
画像を入れて、タイトルも無理やり書くにした。
おかしなもので、ひとりでに手が動く。
あれよあれよという間に600字超えた。

不言実行、ぶつぶつ言わずに、タブレットの前に正座すればよい。
ひと文字打てば後は何かに任せよう。
きっと言葉がどこからか降りてくる。

私よ、今年も仕事おつかれさま。
noteもよくがんばりました。

まだまだ、ちぎりきれてないポンカン
もうテッポウユリの芽が

帰り道に見晴らしのいい農道にバイクを停めて夕暮れの山と海を撮る。
島よ、いつもいい景色をありがとう。


今日も読んでくださってありがとうございます。


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