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島日記 エーデルワイスの思い出

朝6時にエーデルワイスの曲が防災無線から流れてくる。
6時、10時、12時、15時、17時にに短い音楽やチャイム流れるので、だいたいの時間はわかる。
農作業や土木作業などはチャイムが合図で休憩をとる。

それに加え、朝は船の欠航など、毎夕には役場からのお知らせ、その上、集落毎の連絡事項。
防災無線は休むことがない。
最近は苦情もあるのか、「繰り返します」はなくなった。

島に来た頃住んでいた集落では、毎日夕方小学生の朗読の放送もあり、驚いた。
読むのが苦手な子、棒読みする子もいる。
「うんとこしょ、どっこいしょ」大きなカブの話は言えるようになってしまった。
時にはうるさく思ったが、田舎に住むとはこういうものなのだろう。

前置きが長くなったが、エーデルワイスだ。
「サウンド・オブ・ミュージック」で有名になったエーデルワイス。
南国では育たない花でもある。

地方の小さな町から東京の大学に進学する女子が少なかった時代、親からの制約もあり、寮のある女子大に入学した。
地方出身者は2年間の寮生活が義務づけられている。
すぐに寮対抗の音楽祭があり、音痴なのにコーラスに選ばれてしまう。
断りきれず、練習から本番まで口パクでやり過ごしたのだ。

英文科の人がリーダーだったのだろう、全て英語で歌う。
エーデルワイス、ユアマイサンシャインと、聖者の行進。
今思えば簡単な歌詞を選んだのだと思う。

未だに音痴だが、この三曲は英語のメロディが浮かんでくる。
いかに緊張して、頑張って覚えたかがうかがえる。
流れてくるエーデルワイスを聞くとよみがえる、冷や汗ものの思い出だ。
エーデルとはドイツ語で、高貴、けだかい、ヴァイスは白の意味らしい。

ほんのり夕焼け
17時は夕焼け小焼けの曲
エーデルワイスが流れる


秋は萩
荻はススキの仲間
やっぱりマメ科
ヒポエステス(観葉植物)の花
マメ科に似ているがキツネノマゴ科
ミニバラが一輪
止まってくれないツマベニチョウ
今日は開いてくれない
おやつ(グァバ赤)
天丼弁当
左は島特産の大きなサトイモ、甘く煮つける


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