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書くことが浮かばなかった日

雲が流れていく、山はみどりに笑っている。
今日もターメリックの仕事だったが、空と山ばかり眺めてぼーっとしていた。
「あっ、彩雲」
「チョウゲンボウ」
いつものように感動が湧き上がらない。

集中してはいないが、手だけは普通に動いている。
長年やっていれば身体が覚えているというのは本当だ。
単純作業だったらなおさらのこと。

別に疲れているわけではないのに、気合いがいらないというか、脳内細胞が活発でない。
そういう日もあろうと、抗わず身を任せることにした。

仕事はなんとか終えたが、明日の投稿の記事が全く書けてないのだ。
明日も仕事だし、今夜中に書いておかねばならないのに。
何にも浮かんでこない。
つぶやきにしようか、つぶやきも浮かばない。

お題を提供してもらおうと、noteを見ていたら、「昼休みの過ごしかた」というのがあった。
これなら書けるかも。

わたしは二十数年畑の仕事をしている。
休憩は十時三十分、三時三十分とお昼休みが一時間ある。
十時、三時はみんなで車座になり、おやつをいただくが、お昼は自由だ。
帰宅する人もいるし、お弁当派もいる。
お弁当の後、世間話にはなを咲かせるのが普通だが、私はそれが苦手で、お昼寝をすることにした。

それが癖になり、今でも眠る。
面白いことに5〜10分前には必ず目が覚めるのだ。
そして、午後からの作業がスッキリ頭で始められる。
二十分ほどのお昼寝がもたらす効果だろう。

noteを始めてからは、この習慣が少し変化している。
スマホ片手に、うろうろするようになった。
「何か」を求めて歩き回っている。
何かが見つかれば、文章が浮かんでくる。
写真からイメージが膨らんでくるのだ。
今からはうろついて回るのが習慣になるかもしれない。

毎日投稿は、こういう書けない時がある。
それでもなんとか絞り出そう。
スキをもらえなくても、書けたことにエールを送ろう。

見出し画像は作業畑の隣の水田だ。
いつのまにか苗が植えてある。
帰りにシラサギが虫をついばんでいた。
長閑な風景が見られることがしみじみ嬉しい。

県道に出る道でいい香りがしている。
タンカンの花の香りだ。
園に入り一枚撮らせてもらった。


読んでくださってありがとうございます。

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