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島日記 人手不足

疲れたつかれたとは言いたくないが、身体は正直である。
昨夜から、目がなんとなく変だなと感じていた。
まぶたが少し腫れているので、珍しくものもらいができたと思ったら、目のヘルペスだよと民宿で言われた。

初めての疾患だ。
弱いところに疲労が現れたのだろう。
普段と違った食べ物や、飲酒をしたので胃が荒れるのならわかるが、胃は丈夫のようだ。
「弱り目にたたり目」にならないようにしなければ。

弱り目、たたり目とは目の病気のことではない。
「落ち目だなあ」と同じような言い回しの目だ。
「泣きっ面に蜂」「踏んだり蹴ったり」のように、一つの不幸の上にさらに不運が重なることをいう。

ミカンの仕事中、蜂に刺されて泣きっ面をしていたら、穴に落ちたことがある。
そんな状況は笑って済ませられるが、生きるか死ぬかのような不運は重なって欲しくない。

前置きで終わりそうに長くなったが、人手不足のことを書くのだった。
私は社会現象に疎くて、一般的にそうであるのかわからないのだが、島では相当に働く人が足りないようだ。

観光地なので宿泊施設が多いのに、掃除をやってくれる人がいなくて困っているという。
農業支援センターのような、掃除を支援する組織があればよいのにと民宿の経営者は話していた。
そういえば掃除だけではなく、飲食店なんかでも人がいなくて店が開けられないと聞いた。

島は選ばなければ仕事は多いのだ。
介護やサービス業だけではなく、高齢化の家庭の草払いとか、個人の仕事もある。
移住しても仕事はあるが、住居がないのが困りもの。
新しくできたアパートなど、聞いて驚くような金額だ。

よい時期に移住したものだと思いながら帰路につく。
少し風が強くなっているが今日も小春の天気。
コスモスも揺れている。
ススキは笑っている。

遠くから タンカンが少し色づきはじめた
黄ハイビスカスが撮ってと
民宿の買い物カゴをパチリ ラディッシュも春菊も早いなー
地元産はおいしい
私も無人市でキュウリを見つけた 形は悪いがみずみずしい 夏よりも作りやすいそうだ
庭の野菊やっと咲いた
いつもの朝日は落ちつく



今日も読んでくださってありがとうございます。

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