島日記 花あり月あり陋屋あり
台風進路予報図を何度も更新しながらびびっている。
ほっとしたり不安になったり、今度の台風は方向を変えるので落ちつかない。
停滞している地域の人はさぞかし不安だろう。
スーパーの棚が空っぽになっている写真を見ると恐怖がよみがえる。
図書室で借りてきた僧侶の本を読んでいたら、
「無一物中無尽蔵 花有り月有り楼台あり」
の詩が出てきた。
前の言葉は聞くが後半は知らなかった。
有名な蘇東坡の詩。
禅語には「本来無一物」という言葉もある。
執着をなくせば、花や月など見えてくるものが無尽蔵にあるという意味なのだろう。
ところが私は、何もなくても花や月、屋根のある家があればいいと解釈してしまった。
花、月、家の他に、本とiPadをつけたら駄目だろうか、それでは無一物とは程遠いなどとしばらく遊ぶ。
昨日の投稿後、「こちらもおすすめ」の中にディリー・ジラフさんの「犬と家。それだけあればそれでいい」の記事を見つけた。
考えたこととシンクロしたようで今日のnoteになった。
毎日noteを続けていると、いろいろなものがアンテナに引っかかる、文章にすると脳活にもってこいである。
我流の解釈をすることも多いのだが、それもよしとしよう。
台風の前の海を見に出かけた。
まだそこまで高くなかったが、波の白さが目に沁みた。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。
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