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天高く馬肥ゆる秋

挽き肉って、どう転んでも美味しいですよね。どうしてでしょうか。どうも森野樹液です。

自己紹介編、まだ未読でお時間のお許しになる方はぜひ。

※トップの画像はイメージです。

突然ですが、私、競馬が好きでして。

幾度となく馬券をビリビリに破り捨ててきたか、もう数えるのも嫌になるくらい。でも好きで。

まあどうしてそこまで好きになったのかは、また別の機会にお話するとして。今回更新するにあたり、何について書くべぇと考えいた時に飛び込んできたのが…

無敗の三冠馬コントレイル、ジャパンカップ参戦!の報。スポーツニュースなどで報じられている通り、今年は牡牝共に「無敗の三冠馬」が誕生するという、歴史的にも初めてで、スーパーウルトラ稀少な年なのです。

競馬の「け」の字も知らないんだよねっていう方。

野球でいうなら、イチローと松井秀喜と王長嶋に張さんや金やん、バースにスタルヒンやダルビッシュ、柳田に山田哲人にノムさんなどが、全員全盛期の力を持って日本代表としてWBCを戦う…くらい凄いことなんです。

野球じゃわからんという方…盆暮れ正月、冠婚葬祭、三大祭にクリスマス、ハロウィン・サバトにイースター、全部まとめて一夜に開催、ラストはサブちゃん「まつり」でわっしょい。そんな感じです。

とにかく凄いことになってんだな…と思っていただければ間違いないです。


三冠馬ってそもそも何だい?

ここまで勢いで書いてしまいましたが、そもそも三冠馬ってのはどういうものなのか?知ると知らぬとじゃその凄さを感じるのも難しいもんです。

競馬で走る馬、サラブレッド。

日本では毎年約8000頭がこの世に生を受け、世に言う「名馬」とならんと育成され、競争の世界に誘われます。

中には競走馬としてデビュー戦を迎えることはおろか、買い手がつかずに…という馬がいるのも事実。それほどに過酷な世界なのです。

そんな中、サラブレッドは産まれた年を「当歳(とうさい)」、順に「1歳」「2歳」と齢を重ねていきます。2歳になる6月辺りからメイクデビューという、文字通りのデビュー戦が始まるわけです。

で、世界で各地で開催されている競馬には、そのレースに「格付」がございまして。一番格付の高いレースが「G1」、以下G2、G3、リステッドレース、条件戦…と格付が下がっていくのです。

日本で行われているG1レースの中でも、3歳の時にしか出走出来ない、特別な「クラシックレース」と呼ばれるレースがあるのです。牡牝それぞれに3つレースがあり、牡馬には「皐月賞」「東京優駿(日本ダービー)」「菊花賞」、牝馬には「桜花賞」「優駿牝馬(オークス)」「秋華賞」という冠がついていて、その3つのレースを全て制した馬を「三冠馬」と呼んでおります。

そんな三冠レース、世界各国で開催されており、それに勝利することが日本のみならず、世界各国で大きな名誉として語り継がれております。そんなクラシックレースは、一つでも勝つのが難しく、イギリスではダービー馬のオーナーになるのは、一国の宰相になるより難しいと言われているほど。

過去、この三冠レースを全て制し、「三冠馬」の称号を得た馬は全部で14頭。牡馬が8頭で牝馬が6頭。その内、無敗の三冠馬は牡馬で3頭、牝馬は今年の1頭のみ。これまで数多の馬たちが走ってきたのですが、その中でもこれしかいないという三冠馬。ましてやそれで無敗でなんて言ったら…。

そんな無敗の三冠馬が今年は牡馬牝馬ともに誕生し、それが揃いも揃ってジャパンカップという日本で一番賞金の高い世界的G1で激突するってんですから、そりゃ訳のわからない例えを繰り出して興奮するってもんです。

そんな土曜日の夜は

そしてそんなニュースを耳にした週末です。

長年競馬を好きでやっていると、どうしても自身の興味の持ち方っていうんでしょうか、波があるんですよね。正直今年は新型コロナの影響で無観客での開催が続いたのもあり、例年に比べて興味が下がってるところがあったのですが、この2頭の走りがまた競馬への熱を呼び覚ましてくれた感があるんですよね。

熱が戻った週末なんてのは、レースの予想で割と深い時間まで競馬新聞とにらめっこになるもんでして。今はスマホで同じような情報が手に入るので、新聞が買えなかった時には、スマホでポチポチとレースの情報を見ては、頭の中で馬たちを走らせて自身の予想を決めるという、競馬をやる中でも1、2を争うほど楽しい時間過ごす訳です。

今週の日曜日はアルゼンチン共和国杯という、G2のレースがあるんですが、私はこのレースが凄く好きなんですね、個人的に。

理由は単純。馬券的相性がなかなかに良い。前半であれだけ三冠だなんだと語っておきながら、だいぶ現金なもんです。

で、こんな話の流れならここからは明日の予想公開…となりそうなもんですが、なりません。というか、まだ全て決まってないからです。

本命は17番のゴールドギアと決めていますが…。

ジャパンカップまでは後3週間ほどありますが、こんな感じで何だかソワソワしつつ、盛り上がってきた競馬に一喜一憂して過ごしたいと思います。

何だこの無意味な表明は。

ほんの1mmでも興味を持った方、ジャパンカップだけでもテレビ観戦してはいかがでしょうか。良い歳したオッサンが童心に戻ってはしゃぐくらいのモノがそこにはあると思いますよ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。次回もまたお時間に余裕がおありでしたら、お付き合いください。

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