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永遠のピンク

 ※骨格診断やパーソナルカラー診断を受ければ解決するけれど、それは一旦置いて。これはあくまで好みの話だから。

 ピンクの服はいつまで着れるのか。これは永遠のテーマだ。
 インターネットの検索窓に「三十代 ピンク」と打ち込むと、「痛い」「若作り」とあまり見たくない候補が挙がる。逆に五十代から似合うという意見もある。
 そもそも「ピンク」と一括りにしても、実際は濃淡や色調も様々だ(マイナスの意味で使われるピンクは、目の覚めるようなショッキングピンクだろうか)
 鮭のような朱色がかったサーモンピンク。明るくて鮮やかなチェリーピンク。白に赤を混ぜたような淡色のベビーピンク。三原色でお馴染みのマゼンタも、広義の意味ではピンクらしい。

 私のクローゼットはピンクが目立つ。お気に入りのワンピースはコスモスのようなピンク。衝動買いした道行(着物コート)は明るいピンクと赤と紫の葉模様。ピンクベージュのコートはくたくたになるまで手放せなかった。半幅帯や小物まで挙げたらキリがない。
 おまけに鮮やかでハッキリとした色の方が好みだ。傍から見れば、いい年をして派手だと笑われるかもしれない。
 それでも私は五十歳まで待てないから、今すぐピンクに手を伸ばす。好きならいつまでも着ていいのだと思いたいから。

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