【デュエプレ】【無料】AD・ND共に1桁順位達成 天恵5cコンを解説！！

※投げ銭はありますが全文無料です

こんにちは、森忍(もりにん@morinin_duelmas)と申します。今回は「天恵5cコン」を解説したいと思います。

今回のデッキで筆者はND・ADで一桁順位(11/07時点)を達成しました！

また以前は9弾環境でND最終4位、ささぼーcup予選1位や、ゼロフェニックスカップND最終1位なども取っています。

その時の記事も一生懸命書きましたので、メカオーや武者を使いたい方は読んで頂けるとうれしいです！

また今回の記事も非常に長いため適宜飛ばして読んで下さい！

内容はデッキリスト・採用理由・メタ考察と天恵の意義・基本プレイングと続きます(対面別はやる気あれば追記、大変なんで許して下さい)

今回も全文無料ですが投げ銭できるようになってます！

「投げ銭は出来ないけど森忍に感謝の気持ちを伝えたい！！」という方は森忍のtwitterやyoutubeチャンネル、BEANSのyoutubeチャンネルのフォローや、この記事にいいねを下さるとうれしいです！(森忍のyoutubeはデュエプレ以外もやりますが)

それでは解説行きます！

-デッキリスト-

New Divison

All Division

デッキリストですが従来の5cコンと比べるとフェアリーライフとコメットチャージャーを採用していないのが大きな違いです。

従来の5cコンはデリンダー、ミラクル、ジャックなどのカードと共に基盤カードとされていいましたが、ゲキメツ殿堂によりただミラクルで加速して勝つシンプルな戦い方はあまりできなくなりました。
また黒白に比べコントロールには向かない赤マナの採用は課題になり、フィニッシャー不足と赤マナの供給の問題が同時に起こりました。

初心者に伝えたい
5色のデッキは高いと思いがちなそこのあなた、この基盤に好きなカードを載せれば普通に強い5cになるぞ！！色マナに気を付ければ割とマジだぞ！！
（シールドトリガーは色バランスを見て差し替えok　8枚前後がオススメ）

キングとゼンアクは最近無料配布してたから入れといた pic.twitter.com/qTeJgXelU7

— ぬるぬる侍（冬こそ半袖） (@nnzamurai) October 10, 2021

※ぬるぬる侍さんのツイートから引用。基盤カードに自分で考えたカードをバランス見て入れれば良いという話。これでも十分強いです

実際5cコンを色々組んでも爆発力の欠ける構成になり、サムライなどのクロスギアメタが必要なことを考えると強力なデッキができませんでした。
さらにはコメットチャージャーがないとメカオーに押し切られる問題点も出るため、環境デッキへの対応が困難になりました。

そこで考えたのがフェアリー・ライフという基盤カードそのものに手を出し、コメットチャージャーとライフ、トリガーの厚みと色バランスの役割を天恵1枚で全て解決しようというものでした(詳しくは天恵の欄で説明)。

これによりデッキスペースを大幅に節約でき、空いたところにキングやゼンアク、ベガなどを積んで対応力を上げることができました。

-採用理由-

・デリンダー

5cコンの切り札。5cデッキを支える強力ドローソースである。色事故、多色事故のリスクを負ってまで5cにする大きな意義の一つでもある
貴重なメカオーブロッカーでもあり4投以外考える必要はない

・フェアリー・ミラクル

5cコンを使う意義②。当然だが序盤の2加速は2ドローよりはるかに強い
ゲキメツ殿堂前はこのカードで雑に加速してゲキメツを投げるだけで勝ちになったが、現状でもゼンアクやたまたま引いたゲキメツを投げるだけで勝ちになることも多い

・翔天と天恵の声援

デッキ名にもなっている切り札。水のパワー5000以下がいなければ超劣化フェアリー・ライフなため、当然メタ対象がいる
ライフだけでなくコメチャとも比較が必要。詳しくは該当項目で説明

・魂と記憶の盾 ​

通称エタガ。4コスで使える除去はただのパワカである。低コスクリーチャーに撃つとむしろアドが稼げるうえ貴重な青マナである点も優秀
速攻系対面にもこのカード1枚で何とかなるケースは多い

・ジャック・アルカディアス

今やハンドやサーファーを抑えて汎用トリガーになっている強力カード
一時期のコントロールはこれとゲキメツだけで赤マナ十分だった。つまりパワカである
ブロッカーで最低限の防御トリガーになりながら除去も兼ね、手打ちも十分、進化元にもなるため4投で問題ない。赤マナ確保にもなる
後述するが単色の少なさから3t加速から5tベガに繋がらないケースが多いため、多色を埋めてジャックで除去するためにも多めに積んでいる

・ベガ

基本的に一番強い5コスサイクル。コスト論的にハンデスと盾増やしは1枚分の価値が高いので、それを併せ持つベガは当然強い。防御性能が一番高い点もデッキに合っている
NDはトリガー17枚体制なため、盾を1枚増やせばトリガー2枚以上甘えられる点も非常に強力。マナカーブ的にも多めに採用しているカード

・ユリウス

腐りにくいクロスギアメタカード。攻撃する度使える点は非常に強い
当初ライフ→天恵にしたのはこのカードがライフを拾わないようにするのも理由の一つだったが、呪文回収の必要がそこまでないためピン刺しになった
2枚までなら十分採用圏内

・デーモン・ハンド

言わずと知れた汎用トリガー。ADとNDでナチュトラと入れ替わっているのは完全に色バランスの問題

・ナチュラル・トラップ

色バランスでの採用。最近は破壊時効果や耐性を持ってるカードも多いのでデモハンより強いケースも多い
色バランスは実は滅茶苦茶重要な話であり、単色緑マナを多くすることでトップで緑マナを引ければ3tミラクルができる状況を増やしている
このことを計算に入れて2ターン目までのマナ埋めをしたい

・花籠

ナチュトラの強化多色バージョン。単純に色が強い
1枚手札入れ替えも決しておまけではなく、キーカードがある程度決まっているこのデッキの無視できない潤滑油である

・ヘヴンとバイオレンス

除去トリガーでまとめるために順番が前後するが、色バランスで採用しているカード。このデッキの確定除去トリガー9枚、うち破壊を介さない除去8枚は非常に強力
実はエンコマとドラゴンがそこそこ入っているので、両方効果が使える時もある(おまけ程度ではあるが)

・キング・アルカディアス

単色メタカード。環境に刺さりまくっているので3枚採用している
サムライ、メカオー、天門系、ツヴァイ、アポロ、ナイト、ドリメ、ドルバロムと環境デッキだいたいに刺さっている。つまり強い
最近はロウバンレイなども採用されているので、ガントラ対策にもなる
詳しくは天恵の項目でも記述

・スペルデルフィン

主に天門ボルフェウス、ナイトを見ているカード。他対面でもデルフィン→キングの順に立てることでキングの安定着地を狙える
初期はピン刺しだったが詰めでも強いので、ユリウス1out、デルフィン1inになった。この辺りは環境見て替えてよい

・竜極神

ただのパワカ。相性とか関係なしに赤黒使うデッキは入れていいレベル(最近はガントラにも入ってるし)
1枚しか入れられなくなったので、アクを立ててから運用するなど使い方には今まで以上に気をつけたい

・超絶究極神

加速後に押し込むために使うゴッドの1枚。相手のデルフィンとキングへの回答札にもなり、色も優秀
ゲキメツへのデコイにしたり、相手の猛攻をゼン1枚で止めたり、アクを立てながら別個体のゼンを立てるなど使い方は様々

・至高無上神

5枚目のゴッドと共に、マナにいるゴッドを呼び出して6枚目のゴッドも兼ねる。色も優秀でこのカードと青白カードやゼンアクだけで全色揃う
10コストのSAとして使う、相手の攻撃を一気に止める、相手の盾を0にした後の低コスブロッカー突破手段など、用途はかなり広い

以上でカード解説は終わりです。総じて従来の5cコンを踏襲しながらも、強めに環境のメタを張り、盾を厚くしているのが今回の天恵5cコンです。
天恵を始めキングやデルフィン、見方によってはベガもメタカードなので、対面に応じて有力なカードを見極めて戦いましょう。

-メタ考察と天恵の意義-

※コラム的に毎回挟んでいる項目です

採用カード紹介でも少し話しましたが、今回の5cコンは従来よりかなりメタを意識した構成になっています。天恵を始めキングやデルフィン、ユリウスの枚数、ベガや至高無上神などもメタを意識したカードと言えるでしょう。

特に天恵はコメチャの代わりに入っている面もあり、メタ対象がどのように変わっているかは一度理解しておきましょう。

コメチャの主な環境メタ対象

天恵の主な環境メタ対象

どちらでも取れるカード

主なカードを引っ張りだして来ましたが、意外とどちらでも取れるカードが多いことに気づくのではないでしょうか？
低パワーのブロッカーを持つカードはデュエマの性質上そもそも青を持つことが多く、コメチャの破壊範囲はほぼ天恵が抑えているわけです。

特に天恵でしか取れないカードは低コスの種族カードに多く、サムライ、メカオー、ツヴァイといった強力な低コストカードを3コストで打ち取れるのは非常に意義が高いです。エルカイオウもジャンボの採用率減少により、取れないケースがかなり少なくなりました。

さらにトリガーが全くおまけではなく、上記3つのデッキに1回分の除去トリガーとして働くのが非常に強力です。
またチャージャーではなくトップから埋める点も5cデッキと相性が良く、序盤の色事故を避ける潤滑油にもなります。

上記のような青カードを取れ、特に苦戦を強いられているサムライビートに勝てる観点で天恵を4投すべきと判断しました。

キングのメタ範囲

ここでキングを3投している理由も話しておきましょう。キングがメカオーやアポロに刺さることはご存知だと思いますが、今回大きく見たのがサムライへのメタのはり方でしょう。

サムライへはクロスギアメタがもちろん有力ですが、ユリウスではマナ的に間に合わないケースが多く、アレクセイは他対面で腐るのが大きな課題でした。特にソージや侍流ジェネレートによる踏み倒しが重なるとアレクセイですら無意味なことが多く、サムライ対面は大きな課題になりました。

そこで白羽の矢が立ったのがキングです。

サムライ系デッキの構造や対戦を見ると、剣誠の着地にはゴエモンが絡む必要があります。

クリーチャーで大量ドローするカードは当然コストが重く、何かを犠牲にして立てるには6~7マナ程度かかります。
これはガトリンガーも同様であり、失うクリーチャーの分も考えると中々リソースを増やせない状況になります。

実はサムライにメタを張るにはクロスギアにメタを張るのではなく、天恵も含めクリーチャー自体にメタを張る必要があったわけです。もちろんクロスギア自体の数を減らすためにユリウスを1~2枚入れてますけどね

ユリウス、キングアルカディアス、デルフィンの数は環境やAD・NDによって変えましょう

-基本プレイング-

【トップ込みでマナ埋めを計算に入れる】

通常の5cコンでも言えることですが、デッキトップをの管理を含めてマナ埋めしましょう。このデッキは細かい構築にもよりますが単色が10枚前後しか入っていません。下の局面は仮にデリンダーを埋めても3ターン目ミラクルで2加速できる可能性は低く、デリンダーを失うデメリットの方が大きい可能性が高いです。

↑3ターン目白出ない単色を引いた時のみ裏目になるが、その場合もご都合ミラクルで1/2以上の確率で白マナが落ちる

白の数が多いことを把握し、可能なら白が足りない形で2ターン目までのマナ供給をします。

↑トップ白要求を作るとミラクルを撃ちやすい。天恵から入っても白が埋まらなければデリンダーが撃てないためミラクルでの上振れ期待

【多色ケアの重要性】

デッキに色が揃いやすくなった代わりに単色が少ないのがこのデッキです。そのため天恵を3ターン目に撃てても次ターン+2マナに繋がらないことが多いです。このことも考慮に入れてマナ埋めしましょう。

↑ややデリンダー埋め推奨。ザンゲキが無かった際にトップ2連続多色でもジャック→キングまでスムーズに繋がる他、トップユリウスに繋がるのも大きいか。正しいかは不明

【いずれのメタカードが必要か判断】

既に書きましたが環境的にやりたい動きが決まっているデッキが多く、デルフィンかキングのいずれかで相手のデッキをほぼ完璧にロックできることも多いです

フィニッシュとして各種パワカゴッドも入っていますが、マナ埋めや展開からどちらが刺さるカードが常に意識しましょう

↑キングとデルフィンが初手に。色的に手札もギリギリなので、刺さる方を早く見極めたい

↑上は森忍が所属しているデュエプレ統計グループBEANSのグラフ
団長まめさんのtwitterをフォローすると毎日上のようなグラフが見れます！

上のグラフで言えば 5c・ボルフェウス・ナイト・天門・4cコンあたりをデルフィンが、アポロ・サムライ・メカオー・サムライ・武者・ターボドルバロム・サバイバーあたりをキングが抑えてくれます。
これらの母数と、キングの方が早期着地が必要なケースを考慮してデルフィン対キングを2:3で投入しています。
基本的にこれらが刺さりにくいデッキ(ガントラやカチュア・フュージョンなど)は不利対面だと言えるでしょう。

-終わりに-

ここまで読んで下さった皆さん、ありがとうございました！
自分は比較的コントロールデッキを使うのを苦手としていますが、5cコンは殴るタイミングと自由枠での的確なメタを必要とするため、コントロールの中では非常に好きなデッキです(5cをコントロールと呼ぶのはかは諸説)。
キングやデルフィンの着地という目標が見えやすく不利対面にも上振れで勝てる面もあるため、非常に強力なデッキですね。

対面別プレイングが無いのは本当にごめんなさい。これが一番時間がかかるため、note投稿頻度重視で公開した事情をご理解下さい。

今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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