森音子

ここはインターネットではない。

森音子

ここはインターネットではない。

泣きすぎて泣きすぎて、泣きすぎた後に。

ものすごく苦しくて、 不安なことを考えたり言葉にしたりすると 生理現象のように涙が出続けてしまう時期がありました。 私が精神科に通い始めた頃の話です。 当時(今でも完璧とは言えない)自分の不注意や 先延ばし癖が本当にひどくて、 学校でもアルバイト先でも、ミスが多発して、 それとなく自分の中で自責感が募っていた時期でした。提出物が出せない。忘れ物が多い。待ち合わせの時間に間に合わない。自分の意識で補うリカバーが、自分から無意識下で起きるミスや、 それによって損失する信頼をカバ

森音子

    • 【日記】2023/09/16-2023/09/27

      2023/09/16(土) 病院に行った。発達障害の専門医にはじめて診てもらった。先週の土曜日に発達デイケアを途中で退出してしまった話をしたら凄く怒られた。度の強い眼鏡の奥から細い目が、ぐぐっと俺を見つめてきた。 結果から言うと全然良い方向に進まなかった。鬱々とした気分に対して何も触れられなかったし、子どもの頃の通知表等で発達障害らしき兆候が無ければADHDの診断はおりないと言われた。自分自身、所謂ADHDのグレーゾーンだろうなと思っていたけれど、いざ直接言われるととても苦し

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      • 【日記】2023/09/09-2023/09/15

        2023/09/09 精神科でADHD向け発達ケアを受けてみた。 参加者も心理士もみんな嫌に明るくて呑気でワハワハ笑いながら90分くらい活動してた。その空間に居ることが無理だと感じて、ちょっと厳しいですって申告してお金だけ出して帰った。 苦しさだけが増してしまった。 2023/09/10 サッカードイツ戦とラグビーワールドカップを見た。どちらも日本が勝った。強い。 七味香るなんたら月見バーガーを食べた。 あんまり好みの味じゃなかった。残念。 自分の命は、今、とても軽い。希薄

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        • 希薄

          夜 目が覚めて外に出るとぬるい風が通り過ぎる。昼間の蝉の声も勢いが衰えていき、徐々に衣替えの準備が必要な時期が始まるかもしれないなとぼんやり思う。夏の殺人的な暑さは嫌だけれど、蝉時雨が聞こえなくなっていくこの喪失感もどことなく寂しい様な気がする。 杪夏とはこういう瞬間のことなんだろうか。 先日友人と会って話をした。病院の日の後に 時間があるので急遽会うことにした。 最近の互いの近況を伝えあったり、どこに行ったとか何を見たとか、そんなことを話した。 私が話せることは少なかっ

          森音子

        泣きすぎて泣きすぎて、泣きすぎた後に。

        森音子

          サイクル

          深夜の2時に突然エアコンのにおいが気になり、フィルターと中の埃を掃除してしまった。 明日はジブリの新作映画｢君たちはどう生きるか｣を観に行くからはやく寝ないといけないのにそういうことをしてしまう。 大学のとある講義を落単しまくり、2年生の頃に受けて単位を貰うはずの講義を、4年生の今でも受講している。 その講義は、毎週必ず400文字の感想文を24時までの間に提出しなければ出席を認めないシステムで、ずっとその感想文を出さずに落単し続けている。 文章を考えて作るのが苦手なんじゃ

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          サイクル

          森音子

          音楽

          音楽という芸術文化には、本来、不平や不満 願望を叫ぶことが許される場みたいな雰囲気があると思っていて、数ある芸術の中で唯一苦しいとか嫌いを前面に出してよい気がしている。絵や踊りなどの諸芸術にはあまりそういう感情は表立って現れにくいけれど、音楽なら音と詩で伝えられる。そういう特殊な性質を持ってるから、俺は音楽が好きなのかもしれない。と、ふと思った。 「あれが美しい」とか「楽しい」「はっちゃけたい」みたいな文化的な表現はもちろん大切で高尚で崇高なものだと思うんだけれど、今の世の

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          音楽

          森音子

          今、仮にも生きている身

          夏も秋も通り越して、真冬のような風が全身を襲う日が増えている。今は裏起毛の寝間着に助けられて衣替えの用意をしている。 自分は寒がりなので冬は辛いことが多いのだが、そんな時期がもうすぐそこまで来てると思うと少し億劫な気持ちになる。 これは2022/04/02のメモなんだけれど、割と今になっても思い出すことがあるくらいには鮮明な感情だったので、少し話したい。 電車に乗っていた。大塚駅のホームで自分の少し前に立っている大人が手に抱えている大きな箱に目が止まった。その箱はキッズ

          森音子

          今、仮にも生きている身

          森音子

          あ

          あ

          森音子

          あ

          森音子