見出し画像

いっせいトライアル開始! 『FE無双』ってどんなゲーム?

Nintendo Switch Online加入者限定イベント「いっせいトライアル」が1月20日から開催されました。
一週間限定で対象ソフトが無料で遊べちまうこのイベント、今回は『ファイアーエムブレム無双(以下FE無双)』が選ばれています。
すでに遊んでいる方も多いでしょうが、この記事では「FE無双とはなんぞや」といったところを紹介していきます。具体的なゲーム内容について知りたい方は「2.プレイヤーは武将兼軍師! 戦場をこの手に掌握せよ!」からお読み下さい。


1.FE無双はその名の通りFE+無双! アクションとシミュレーションの意外なマリアージュ?

無双」とタイトルに入っているだけで、ゲーマーなら「ああ、あんな感じね」とすぐイメージできるでしょう。
簡単に言うと、FE無双は本家である真・三國無双の流れを汲んだ「一騎当千型のアクションゲーム」。
プレイヤーは一人の武将となって広大な戦場を駆け回り、わらわらと群がってくるザコ兵士たちをバッサバッサとド派手になぎ倒しながら、ステージクリアを目指します。

無双の最大の特徴といえば、「めちゃくちゃ簡単に遊べるアクションゲーム」であることに尽きるでしょう。プレイヤーは攻撃ボタンを連打するだけでド派手な連続技が繰り出せ、異常に弱く設定されている戦場のザコ敵はなす術なく紙のように吹っ飛んでいきます。(ボス敵はさすがに歯ごたえありますが)
「ボタンを押す」という基本中の基本動作に、アクションの気持ちよさ・爽快感をこれでもかと詰め込んだ作品。それがいわゆる「無双」系のゲームなのです。

方やFEと言えば、「シミュレーションロールプレイングゲーム(SRPG)」の先駆け的作品。無双と同じく戦場を舞台としたゲームですが、こちらではキャラクターユニットを将棋やチェスの駒のように動かしながら、地形を利用し、敵ユニットの行動を見極め、ユニット同士の戦闘力の差を計算しつつ勝利を目指します。
一番の特徴は、「戦闘に敗北したキャラは死亡し、プレイ中二度と使えなくなる」という硬派すぎるシステム。これのおかげで一戦一戦の緊張感はハンパじゃありません。無双のお手軽さとは正反対の緻密な計算が求められるゲームとなっています。

カジュアルな楽しみ方の極地を行く無双と、硬派なゲーム性でファンを獲得してきたFEシリーズ。そんな二つが合体したFE無双は、果たしてどんなゲーム性なのか。ぱっと見、食い合わせが悪いんじゃないのか?

いいえ、めちゃくちゃ面白いんです


2.プレイヤーは武将兼軍師! 戦場をこの手に掌握せよ!

画像1

このゲームでプレイヤーは、FEシリーズの歴代キャラを操作しながら、戦場を駆け回ります。美麗でカッコいい3Dモデルで再現されたFEの戦士たちを自由に動かせるだけで、歴代ファンなら感動ものでしょう。

画像2

ビューアーモードも搭載。好きなキャラを思う存分堪能できる

さて、肝心のアクション部分はおおむね「無双」シリーズに準じています。キビキビとした動作・ボタン連打で繰り出せる強力な連続攻撃・ゲージが溜まったら周囲を巻き込む無双奥義一閃! プレイヤーはお手軽な操作で一騎当千の武将となって戦況を打開していきます。

「じゃあFE要素ってどこだよ」と思われる方もいるでしょう。
ここで戦闘メニューを開いてみます。

画像3
これは今いるステージの見取り図であると同時に、戦場にいる仲間に指示を出す戦術画面でもあります。プレイヤーはこの画面から、同時に出撃しているユニットに向かって様々な指示を出すことができます。

画像4

目標となるユニットや砦を設定し、護衛や回復を指示できる。表示されている矢印は、武器による有利不利を表す

広大な戦場では様々なことが起こります。やれ味方の砦が落とされそう、やれ味方指揮官がやられそう、やれ紛れ込んだ一般市民が襲われている、やれはるか遠距離から魔法で本拠地を攻撃してくる等々。
これら同時多発的に発生するミッションをプレイヤーキャラクターだけで解決するのは困難を極めます
。ストーリーが進むほどマップは複雑に、敵は強くなり、あちらの修羅場に駆けつけている間に、そちらの火事場はもう大炎上となってしまうからです。自軍を勝利に導くためには、味方の力を数を最大限に活かす必要があります

味方の砦が落とされそうなら、防衛のための武将を派遣
指揮官が傷ついているなら近くにいる者に回復の指示を
一般人をプレイヤーキャラで助けている間に、遠くの魔法使いに将を差し向け、片がついたらプレイヤーキャラを切り替えて攻撃開始

これらの行動は、従来の無双シリーズとは違った、まるでリアルタイムシミュレーションをプレイしているような新鮮なゲーム体験を、プレイヤーに与えてくれるのです。

画像5

多発するミッションの山。単騎でこれをこなすのは困難。味方との協力が鍵となる

一つのステージで操作できるキャラクターは四人。ボタン一つでキャラクター切り替えが可能なので、先述したように、遠くに派遣して到着と同時に操作キャラを切り替えれば移動の手間を短縮できます。
プレイヤー自身のアクションスキルが向上すれば、厄介な敵を手早く処理でき、戦況への対処もスムーズになっていくでしょう。

また戦場にはそれ以上の味方ユニットを投入できます。従来の無双ではあまり役に立たなかったNPC(プレイヤーが操作しない)武将も、この指示システムを活かすことで十分な戦力になってくれます。ここらへんのバランスはキャラゲーとして素晴らしいと思います。
ここでは詳しく説明しませんが、ユニット同士の共闘である「ダブル」や、使用武器による相性「三すくみ」などのシステムを理解すれば、より勝利に近づくことができるでしょう。

一騎当千の武将、そして刻一刻と変化する戦場を操る軍師、一つのプレイで二つのゲーム体験ができるのが、FE無双というゲームの一番面白いところなのです


3.FE無双は単なるコラボを超えた素晴らしいゲーム


このゲームのようなコラボ作品は、いわゆる「キャラゲー」と見なされ、「シリーズのファンによるお布施を目論んで、出来自体はあまり良くない」モノも正直少なくありません。

ですがこのFE無双は違います。無双のアクション性とFEの戦略性、それを見事に両立させ、しかも単なる付け足しの足し算ではなく、相乗効果でよりゲームを面白くさせた掛け算の面白さを実現しています。
FE無双はよくあるコラボ・オールスターの枠を超えた、素晴らしいゲームと言えるでしょう。

僕がこのゲームを購入した時点では、無双なら『真・三國無双3』、FEなら『ファイアーエムブレム覚醒』しかプレイしたことがありませんでした。どちらも楽しいゲームでしたが、特に大きな愛着があるわけではなく、シリーズのファンとは言い難い立ち位置にいます。
だからこそ言いたいのは、このゲームはどちらのシリーズにも触れていない人でも楽しめる良ゲーだということです。

「FEキャラ知らないし」「無双やったことないし」

そういう人たちにこそ、ぜひやってほしいゲームですね。そしてこのゲームから各々のシリーズに興味をもってもらえたら最高だと思います。スイッチなら『ファイアーエムブレム風花雪月』とかできますしね。


4.キャラゲーとしてのFE無双。ストーリーはダメだけど、『絆会話』がアツい

最後はストーリーについての話です。
普通なら最初らへんに持ってくるはずのこの話をなぜ最後にするのかというと、簡単な話、このゲーム、惜しいことにメインストーリーのデキがあまりよろしくありません。

筋も展開もこの手のゲームのテンプレ以上のことが起こらず、しかもそのテンプレート自体がかなりの粗悪品です。
なのでストーリーに過度な期待は禁物ですが、これから語る「絆会話」の存在によって、なんとかキャラゲーとしての面目を保っています。

画像6

「絆会話」とはキャラクター同士の特別な会話です。同時に出撃したりすることによってキャラ同士の絆が深まっていき、その絆が最大まで高まったときに開放される、ご褒美的な位置づけです。
ようするにオールスターゲームの売りである、「シリーズを超えたキャラ同士の掛け合い」であり、FE無双にキャラゲー要素を求めている人にとっては一番欲しかったモノでしょう。
個々の会話は短いですが、似た境遇の二人による掛け合いだったり、意外な組み合わせに用意されていたりと、ファン垂涎モノの内容となっています。

この本文では触れていませんが、絆システム自体がキャラのスキル習得などに欠かせない成長要素となっているので、出撃の際はお気に入りのキャラ二人で組ませるなどして、絆を深めていくのがいいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?