掘り出し物件はSUUMOに出ない 1

引っ越し、引っ越し、さっさと引っ越し!と、
不動産サイトを隅々まで見る日々が一年は続いていた。
子どもが中学に進学したことで、引っ越しエリアは広がったものの、
今以上に好条件の立地はない。

そんなある日、
自宅から10軒ほど離れた場所に、売り物件が出た。
オープンハウス、内覧受付中の張り紙に連絡先が記載してあるだけで、
売価や物件情報は一切ない。
大手不動産サイトで検索するも上がっていない。

あとで知ったことだが、
不動産屋だけが使えるデータベースがあるそうだ。
あらゆる売買物件は、ここを経由して、いろんな不動産屋が取り扱うことができ、、買い手を付ける宣伝のために、SUUMOなどに掲載される。
しかし、中古物件は売主の事情で、SUUMOなどを通してエンドユーザーが閲覧できないものがある。

こうした物件は不動産屋に行かなきゃ分からないもので、
我が家が見つけたのもクローズ物件だったようだ。

うちの町内は古い大きな家が多く、取り壊して3階建の新築が一気に6軒くらい建つのだが、
それ、壊さないで中古で売ってよと思うことがよくあった(大きすぎて買えないけど)。
こうした物件を、売主が不動産屋に相談してる段階で買い付けて、リフォームした人が近所にいた。
聞けば地元の不動産屋に、この辺りでいい物件が出たら、知らせて欲しいと頼んでいたそうだ。
つまり、エリアや価格等の細かい条件を、
地元の不動産屋に伝えておくことで、
自分の求めてる条件により近い物件に出会える確率も上がる。

また、ネットで物件を見つけた時には、既に競争相手がいる場合も多々ある。
知人は一つの物件を2家族で奪い合うことになったのだが、
最終的には頭金に多額の現金を積んだ相手に負けたという。
現金積んだもん勝ちとなると、マイナス貯金の我が家は、ライバルが現れた時点で勝ち目はない。

今回はたまたまごく近所だったことやタイミングが良かったので巡り会えて、ラッキーだったとつくづく思う。

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