喧伝騒然ストレスの証人
思えば7ヶ月以上もエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)が宣教しに来ている。このしょうもないnoteを見続けてる人ならわかると思うが、三連続でエホバを話題に出している。
宣教日は集会がある日曜日の16時頃、対象者がいなければ水曜日の16時頃である。
そう、最大週2で来やがるのだ。考えてみてほしい、宗教勧誘が少なくとも月4は来るのだ。
コンコン 「こんにちは〜」
本当に気がおかしくなる。今は人が敷地に入ってくる音に恐怖感を感じてしまい、ほぼノイローゼのような状況になっている。日曜日に必ずと言って良いほど来るため、日曜日が近づくにつれ憂鬱な気持ちと恐怖感が募っていくのだ。
なぜ7ヶ月も来ているのか、まず経緯を説明しよう。
ハッキリ断れないという性質と、家が創価学会だったためちょっと好奇心で話をきいてしまったということから始まる。
眼鏡をかけた柔和なおばあさんと付き人、2人で必ずやってくる。
「聖書には色んなことが書いてあるんですよ。この中では何が気になりますか?」
「……。聖書と科学についてですかね……」
最初はこのような会話だった。
そしてポストカードに書いてある聖書の言葉(エホバ独自解釈聖書)を音読させられた。これ、イスラム教の人たちが知らない間に豚肉食べてたくらい最悪なことな気がする。
次はタブレットからエホバの宣伝ビデオを見せられ、別に内容は興味なかったので映像編集の観点で見ていた。ちゃんと作ってあった。
まず第一に、ここまでしつこく来るとは思ってなかった。あまりにも来るので居留守を1か月、確実にいるけどガン無視を2回した。これをしてもまだ来るのである。マカロン作ってる時に来る方が悪い。
インターネットを旅している人であれば少しきいたことがあるかもしれない。
空飛ぶスパゲティモンスター教というネタ宗教がある。
スパモン教はID論の”知性ある何か”が世界を創造したのなら、その創造主はスパゲティモンスターでもいいよね?という確かにそうだけど絶妙に嫌なラインを突いた。
この話を知っていたので、エホバはどうなんだろうと好奇心で話してしまい、
ついに「神の存在を知っておられるんですね、すごい!」と言われ、その後に乱数調整の褒め、「目が綺麗ですね!素敵!」という露骨なコマンドが入った。
最終段階であろう、「聖書を学べる集会があるのですが……」は流石に怖すぎて断った。断ったからもう来ないと思った。
来るんだよな。流石、社会問題になる団体だ……。
この時、5ヶ月くらいは経っていたが、私が「あの、エホバの方ですよね?」ときくまでは自ら団体名を明かさなかった。
お前ら、そんなに自分の所属団体が恥ずかしいのか?
そのあと、表情は温厚だが少しドスの入った声で、
「どうして?」ときかれ、本当に恐怖を感じた。
そんな、ギャルゲーにいるヤンデレキャラクターみたいなギャップを出さないでくれるか?
そのあと挽回するように、友達にエホバの人がいましたね〜、今でも仲良くしてますが〜……と言った。宗教にハマってる人はお腹いっぱい見てきたので、本当に気を使っている。さもなければ本当に排他の顔をしてくるから…。
そのあとも今日こそは断ろうとするが、温厚な人柄の前では何も言えず、2人組だからか威圧感がすごく、こちらが何かを言うタイミングを完全に無くしてくるという宗教勧誘手腕でかなりの月日が経ってしまった。
居ない時にメッセージ付ポストカードを投函され、気がおかしくなりそうになった。
こいつら週2で来るな……と思った瞬間に殺意が湧いた。
それはすごい殺意が。
そうして怒りに身を任せ制作した。
張り紙である。
流石にこれを見たときの反応を実際に見るのは怖すぎてたまらないので、貼った日はネカフェに避難した。
もしもこの日に来てなければ恐らく水曜日に来るかもしれない。でもポストカードもなかったし、水曜日にも来てないし、完全に功をなしたと思った。
安心して私がファイナルソードをやっている時。
コンコン
!?
え!?
あの張り紙を見てもまだ来るのか!?
通報も辞さないと書いてあったはずだが!?
まさか先週は来てない!?確かに台風の時は来なかったが、先週は晴れだった!来てたはず!
「私、通報するって張り紙しましたよね!?」と叫んで通報するか迷ったが、社会性がギリあったため、居留守を使った。まず通報していい事案なのかもよく分からないというのもあった。
居留守を使ったあとは恒例の抜き足・差し足・キルア音殺しでドアスコープまで行き、ひっそりと覗く。外に居ないことを確認してホッとするのがパターンだ。
安堵で「通報も辞さないって書いたけど!?」と呟いたら、噴水の如く湧き上がってきた。
殺意が。
さっきまであった抑うつのダルさが嘘のように消え、爆速で着替え、烈火の旋風で外へ出た。
「あいつら殺してやる!」と呟きながら競歩で証人を探し回り、駅前で宣伝のために立っているかもしれないと思い、駅に向かった。しかし、居なかったので、もうここは王国に直談判をするしかないと、逆方向へ、一駅分、すごい顔で周りを見渡しながら歩いた。その途中で交番があったため、社会性でまずそこに入った。
処方されたエビリファイがなにも意味を為してなくて、草。
若干ラーメンのにおいがする気がする涼しい交番の中で、お巡りさんに尋ねた。
「宗教勧誘は通報しても良いのでしょうか?」
「不審者がいる、で通報していいですよ。そういうことしょっちゅうありますので大丈夫です」
これは頼もしい回答を貰った!次は安心して通報しようと思う。
一応、近くに支部があるんですが、流石に直談判はまずいですかね?と訊いたら、やめた方がいいと思うよ…と返ってきた。
そうして、安らかな気持ちになりながら、ゆっくり家へ帰ったのであった……。
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