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都市計画、建築について
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2021年8月の記事一覧

読書記録18『まちづくりの仕事ガイドブック』饗庭伸ほか -都市を学ぶ学生の将来とは‐

都市関係の本3冊目は、お仕事に関する本です。 この本では、まちづくりに関わる63つの仕事を分野ごとに見開きでまとめています。 その分野で新しく起業した人のインタビューも掲載しているため、仕事の様子が想像できます。 興味のあった仕事63つの仕事の中で「何でもノート」にメモしたものをまとめます。自分の興味の範囲が見えてきたらいいなと思います。 5つの分野ごとに紹介します。 ①コミュニティとともにプロジェクトを起こす ○エリアマネジメント 不動産やまちづくり会社で、一定

夏休みに巡った建築・8月

こんにちは、だるまです。 都市計画やまちづくりを勉強している割に建築を眺めるのが好きで、興味のベクトルの変化を感じた夏休みです。 夏休みに見学した建築について写真とともに簡単に紹介していきたいと思います。 東京オリンピック関連言わずもがななので、コメントは控えます。 「茶室 五庵」2021 藤森照信 「新国立競技場」2019 隈研吾 「東京カテドラル大聖堂」1964 丹下健三丹下建築の傑作だと思います。大空間なのにもかかわらず、温かみが感じられました。シェルの施工

読書記録17『丹下健三と都市』豊川斎赫 -スターだらけの丹下研-

こんにちは、だるまです。夏休み都市関連の本2冊目!『丹下健三と都市』を読み終わりました。 丹下健三について夏休みに行く予定の展覧会の、予習を兼ねて。 丹下健三は大大大先輩であり、都市工学の創始者であり、「東京カテドラル聖マリア大聖堂」や「代々木体育館」、「東京都庁舎」などを手掛けた建築家です。 内容について肝心の内容ですが、だるまにとっては少し難しく把握しきれませんでした。 章立てはこちら 第一章 国土と風景 第二章 都市と祝祭 第三章 メタボリストの躍進 第四章 

読書記録15『街並みの美学』芦原義信-学術書のよみ方-

こんにちは、だるまです。 都市関連の本1冊目!ようやく都市の本1冊目読了しました。これは、学術書なのか? 違うかもしれませんが勉強のために読んだので、まとめたいと思います。 今回読んだ本は『街並みの美学』芦原義信(1979)。 日本の都市を学ぶ入門書といえます。 といった内容です。 学術書をよむ本書は、学術的な関心から「街並み・景観」について引用元やエビデンス、筆者の意見をまとめた本なので、学術書と呼べそうです。 学術書は総じて「難しそう」「読み切れない」という印