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タヌキのフィールドサインは足跡だけでなく、歩調跡にも注目!

1月13日に短時間ではあったものの、飯能ではそこそこ雪が降ったので、次の日の朝、pöllö=ポッロの大好物! ケモノの足跡探索に出かけてきました。

里山4大哺乳類のひとつタヌキ(他はキツネとニホンアナグマとムササビ)

雪の積もり具合が足跡探索にはベストコンディション! 里山にくらすケモノの代表種、タヌキのわかりやすいしわざ(フィールドサイン)が観察できたので紹介します。

ふらふら蛇行しながら歩くタヌキの常歩の歩調

通常の歩き方(常歩)の場合、タヌキは体の大きさに対して足が短いので、やや蛇行気味に歩くのがとくちょうです。なので、歩調(track)はふらふらした印象を受けます。

ぴょんぴょん跳ねたような速歩の歩調

速歩の場合、やや蛇行してはいるものの、足跡(foot print)がキツネの常歩時のように前後足跡が重なったり、直線的になります。

疾走ではノウサギのような跳躍歩調(以前撮影した画像)

タヌキが本気で疾走した場合、ノウサギの速歩時の跳躍歩調に似ています。また、4つ(前後足)の足跡が1セットで、速度が出ていればその分、間隔が離れます。

雪上に残された歩調跡を観察するだけで、その足跡のぬしが、どのような状態にいたのかなどなど、妄想して楽しむことができます。

雪上でなくても、畑や田んぼなどの地表に残された足跡観察でも、同じように楽しむことができますので、足跡探索はおすすめですよ。

pöllö=ポッロ

分 類 / 食肉目(ネコ目)イヌ科 タヌキ属
和 名 / ホンドタヌキ(タヌキ)
学 名 / Nyctereutes procyonoides viverrinus
頭胴長 / 50-60cm
尾 長 / 15-25cm
体 重 / 4-10kg
分 布 / 本州〜九州

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