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仕事と遊びを分けない世界線

毎日、当たり前のように仕事をして、当たり前のように帰宅して、当たり前のように休息する。
最近、ビジネス書の要約をしているyoutubeで、「忙しい日々の中で、遊びの時間なんて取れないよ」という人に向けた書籍を紹介している動画を見ました。

例えば、遊びの予定をスケジュールに入れる、とかが解決法のようです。
ですが、個人的には「なぜ仕事と遊びを分けるのだろう?」と問いを立てずにはいられません。
1日の起きている時間の大半を仕事に費やしているのだから、仕事に遊びの要素を投入することが一番時間を取れる方法なのでは?と思います。

ですが、要は気持ちの持ちようなんじゃないかと最近は思います。
仕事を楽しい!と思えるような幅を持たせておくと、仕事に遊びの要素を組み込むことができるんじゃないかと思います。


昨年、リモートで打ち合わせしているときに「なんかいっつも笑ってて楽しそうだけど、仕事してるんだよね?」と言われたことがあります。
仕事って笑っちゃダメなの…?と本気で考えました。いや、笑っていいでしょと結論はすぐに出ましたが。

自分で言うのもどうかと思いますが、わたしは至って真面目に真剣に仕事に取り組んでいます。
でも、仕事中に笑っていたり、仕事を楽しいと周りに公言したりすると、「仕事は遊びじゃない」「仕事はそんなに甘くない」「もっと真面目にやれ」と思われるのかな?と。
すると、「わたしって仕事に本気で取り組んでいないんだっけ?」「ぬるい環境すぎるのかな?」と思い、自信をなくしてしまいます。

でも、こんなの、ただの悪循環じゃんと思います。
悪循環に陥らないようにどうすればいいかな?と考えました。


おそらくキーになるのは、楽しい・遊びの意味がわたしと相手で違う可能性があること。

楽しい、というと、ラクをしていると思われがちですが(実際に言われたこともあります)そうじゃないですと声を大にして言いたい。

仕事が楽なことなんてないです。当たり前だけど。
思考を巡らせたり、試行錯誤したり、その結果が良いものになったり、いいアウトプットができたり。そのプロセスが楽しいのです。
当たり前のように、苦しいことだってあります。つらいことだってあります。しんどいことだってあります。
でも、それを超えて楽しいがあると思うんです。

もちろん、楽しさは人によって、感じ方が異なると思います。
ただ、ラクだから楽しい、ということはあまりないんじゃないかなと思います。それはほんとうの楽しさではない気がしています。

頑張ったら頑張った分、楽しくなる。
頭を使って、工夫を凝らして、自分なりにやってみる、つくってみる。
それが、楽しさをつくるだろうと思います。

料理で例えると、遊びはスパイスだと思います。
仕事の中に、遊びを交える。遊びのスパイス。
仕事の中に遊びが主役にはなれないかもしれない。薄味になったり、濃い味になったり、プロジェクトや仕事によって味が変わるかもしれない。

それでも、スパイスがなければおいしくない。

仕事と遊びを分けない。
無理なく交える。
そうすると、暮らしが、生活が、楽しくなると思うのです。

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