生活が改善しつつある。その上でやりたいこと


 最近うまくいきすぎている気がする。別に大きな考え方の変化があったわけではないけれど、記録を見ると目標に向けてのタスクの消化スピードが過去イチくらいの水準で物事がスムーズに進んでいる。中国語の勉強もそうだし、読書量も増えている。家族関係の改善に関しても、ある程度落ち着いて見ることができている。バイトも順調にミスなく、週末の注文ピーク時のドリンク作りの安定感が増してきた。病気の症状も日常に著しい影響をもつものが、影響はあれども少しの努力でなんとかなるレベルまで落ち着いてきたように……思う。これに関しては一般的な人がどんな生活をしているかなんて想像するしかないから断言はできないのだけど、少なくとも過去の最低の状況からは脱したように思う。お金も無駄遣いが時折見られることはあるけれど、それがあっても、月に5万円くらいは余る軌道に乗ってきている。

 そんなわけだから少し考えてみた。どうしてこうもうまくいっているのだろうか。この状態を持続させるためにはどうしたらいいのか。あるいはもっと良くするためには?

 まず、最近の生活に1番影響を与えているのは期間別の目標&タスク管理のシステムを遂に始めたことだろう。10月から、「生涯目標・指針」、「超長期目標<10年以内>」、「長期目標<3年以内>」、「中長期目標<1年以内>」、「中期目標<3ヶ月以内>」、「短期目標<1ヶ月以内>」、「行動予定<1週間以内>」、「アイビーリーメソッド<翌日にこなしたいタスクを6つほど優先順位をつけて並べたリスト>」をGoogle Keepというメモアプリで1つのメモにまとめて管理している。高校生のときからやってみたいなと思ってはいたけれど、自分の計画性のなさと完璧主義的な気質がわかっていたからやる気にならなかった。私は計画性のなさから最終期限前に自分を追い込むのではなくて、なんとかしてやらない方法を模索するタイプの人間だったから、自分を自分で追い込むなんて考えられないと思っていた。夏休みの課題や試験前のノート提出は全ページ糊付けして開けなくしたり、文字通り燃やして灰の状態で提出しようとしたことがある<当然烈火の如く怒られたが>。しかし、実際に使ってみると指針に反するようなタスクを無理に入れないことの理由付けになって使える時間が増えるし、目標も柔軟に設定し直せるからかなり使い勝手はいい。もし、これが紙のノートだったら大変だったろうけど、デジタルノートだから、優先順位もスワイプするだけで変えられる。やりたいけれど、状況的にできないものもリストに追加するだけだったら20秒もあればできるし、予定もここで管理してしまえばいいから。私は予定のテンプレートも自分で作った。朝起きてやることが既に決まっていて、タスクをこなしていくことに爽快感を感じられるから、今後も続けていきたいと思う。

 次に影響を受けたのは最近読んだ、中島聡さんの『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』だ。Kindle Unlimitedに入っていて、なんとなく気になって読んだけれど、かなりよかった。大まかにいってしまえば早起きとか時間の使い方とか、プロトタイプを早く作ってフィードバックを得るだとかそういう話にはなってくるのだけど、著者がWindows98のOS開発者というだけあって、体験談も非常に面白く読むことができた。これに書いてあることを実践するようになってから、朝起きることができるようになってきたし、1日の使い方が上手くなったように思う。こんな形で本の紹介をすると思って読んでいなかったから、自分の中で重要な部分だけを引っ張ってすぐに返却してしまった。もし、今後こういう形で本の紹介をすることがあったら、もう少し仔細に語れるようにしっかりとメモでもとりながら読んでいきたいと、今、思った。

 あとは、iPhone15proを買った影響も大きい。私は今後Lightning端子の端末が安くなると考えて機種変更したかったのと、アクションボタンを目的に購入したが、後者がかなりよかった。というのも、どんな状態からでもiPhoneを特定の向きで持ってボタンを押せばその向きに対応したアプリを起動できるショートカットが作れる。私はKindleとGoogle Keep、カメラ、ファミペイを割り当てているけれど、ふとした瞬間にすぐに本を読んだり、今日のタスクを確認できる恩恵はかなり大きい。ボタンを押すだけだから、他のものに誘惑される心配がない。最近の読書量の増加の3割くらいはこれが理由と言ってもいいかもしれない。誘惑が少ないというだけで、集中できるし、すぐに戻って来れるというのはかなり嬉しい。

 それでは、逆に今うまくいっていなくて改善が臨めるものはなんだろうか。パッと思いつくのは突発的な散財の波、英語勉強のモチベーション低下、思索に耽る回数並びに深さの小ささ、インプットとアウトプットの比率におけるアウトプット不足、人との関わり方の画一性だろうか。散財に関しては定期的に<気分が下がり気味の時>に気分を上げるためという名目でお金を使ってしまうこと。英語勉強のモチベーション低下は最近の英語読書の時間の減り方から明らかで、情報を得る手段が本になっている一方だから、どこかしらで英文を読む習慣をつけなくてはいけないと思っている<多分この「○○しなくてはいけない」という考え方がモチベーションの低下に繋がっている気はしている>。アウトプットの不足は、知識をただ書物から得て、終わりにするのではなく、日常的に意識して行動・考え方を更新していきたいという思いのの他に、これは次の人との関わり方が画一的になっているという点からも、本で読んだ内容を話してシェアできる人が少ないというのが問題だと思っている。使うこと目的で読んだり聞いたりする過程で記憶が強くなる傾向が少なくとも私にはあるから、新しい人との関わり方を模索したいなぁと思っている。

 これらの問題の改善策としては、AKDリストの作成と、お金の管理を概算でもいいから始めること。それから新しいコミュニティに飛び込むことが考えられると思う。AKDリストとはAdd、Keep、Deleteのリストで、新しく習慣にしたいもの、続けたいもの、無くしたいものをリスト化したものを指す。確か、この概念を知ったのは私が高校1年生の時で当時は瞑想だとか、英語の記事を1日ひとつは読むだとか、ネガティヴィズムズム一辺倒の気持だとかをそれぞれA、K、Dのリストに入れていた気がする。あまり無理に運用するものではないけれど、今やったら、目標リストみたいに新しい発見があるかもしれない。試してみる価値はある。あとは、お金の管理。これに関してはほとんどやったことがないから、やる価値はあると思っている。今日読んだ『漫画バビロン大富豪の教え』では収入の1割を貯金に回すという話があった。これを試しながら、使える額とかをはっきりさせるのは家計を管理する上でも必要になるだろう。幸い、近日中にファイナンシャルプランナーさんと話す機会があるから、その時にでも話題にあげてみるのもいいかもしれない。新しいコミュニティに飛び込むに関しても、最近の私は少し保守的になり過ぎている節があるから、できるだけ早くにやっておきたい。Facebookのグループを久しぶりに見たら、高校生の時に入っていたものがほとんどだったから、更新の必要性は感じている。あるいはそういった、SNSのものでなくても、哲学カフェとかにいってみるのもいいかもしれない。あとは、最近解いたハイレンジのIQテストの結果から考えるに、MENSAや頑張ればTriple Nine Socieyという高IQ団体に入れる可能性が出てきたから、そこも新しいコミュニティの候補になりうる。特に、TPSに関しては入るのに使えるテストがWAISとかACT、SATだから、ACTやSATの勉強をして入会を目指しつつ海外大学への編入も視野に入れて活動することができる。

 一気に生活を変えることはとても難しいけれど、少しづつ改善できるところはないかと考えて実行するのは楽しいから、たまにはやっていきたいね。もうすぐ11月になるからタスクの整理もしなくてはならない。そのタイミングで改善するためのツールの導入をしていけたらいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?