大学の学びについて
はじめましてこんにちは。
森木林(もりきりん)と申します。
現在Twitterにて文学や哲学を中心に雑多に発言しています。これももちろん楽しいのですが、物書きの端くれとしては文章形式でみなさまに情報発信できたらなーと思い、noteというシステムを活用させて頂くことにしました。お目汚しになってしまうかもしれませんが、最後まで読んでいただけたらとっても嬉しいです。
さて、第一回目のタイトルを「大学の学びについて」と銘打ちました。ちょっとお堅いテーマですよね笑。最初は好きな本や流行りのアニメ、軽い自己紹介などいろいろ考えたのですが、敢えて「note」で書かれなさそうなもの、を選びました。そうした理由は私が天の邪鬼なだけでなく、供給が少ない分仮に稚拙でも多少許してもらえるかなという甘えもあったりします。今回私が扱うのは、私の所属する学部(学部名は言えませんが政治や経済、政策や法律、社会学などを扱う典型的な社会科学系学部です)の内容が多くなります。人文系や自然科学系の読者のみなさまには、少し別の世界を覗く気持ちでご覧いただけるとありがたいです。
では本題に入りましょう。大学の学びとはどんなものなのでしょう。一般には論文を書いたりディスカッションしたりというイメージが強いのではないでしょうか。
かくいう私も、大学に入ってからはレポートを書いたり人と話したりする機会は増えました。ですが、実際に多くの時間を費やしがちなのは定期試験であったり資格試験であったりします。定期試験では、
①択一式
②穴埋式
③論述式
の三つの形式がほとんどです。しかも、論述といっても100字に満たない論述も多く、畢竟するに大学入試と大差はありません。また、資格試験でも多くは択一式です。英検やTOEICなどは代表的ですね。私が目指している教員採用試験も、択一や穴埋めがほとんどです。
では、大学の学びとは何なのか。中学や高校と何が違うのか。
私は次のように考えます。
“みずから動きみずから読むこと”
です。
……あれ、先程までと真逆じゃないか。何を言い出すんだ森木!と思われたかもしれません。確かに私は大学の勉強は中高と大差がないという論旨で進めてきました。
しかし、定期試験をクリアし資格試験に合格することが大学の勉強のすべてなのでしょうか。
むしろ、これはほんの一部に過ぎません。
他の勉強こそが大学での学びです。
「みずから動く」の例は、サークルやインターンシップです。サークルでは自分たちで勧誘・企画・運営できますし、インターンシップでは社会人としてのマナーを学べます。しかもさまざまな人間関係を築くことができ、視野を広げられます。
そして私が一番強調したいのは「みずから読む」です。大学ではさまざまな本を読みます(読まされます笑)。これは講義のような受け身の勉強とも違い、小説を読むような楽しみとも違います。はっきり言って苦行でさえあります。難しい本を読むことは、しかしとても貴重な体験です。恐らく社会人になってしまったら、『構造と力』のような難解な本を読むチャンスなんてありませんから笑
こうした本を読み、場合によっては学友や教授と議論する……これこそが大学での学びなのだと思います。(補足すると、資格試験は将来に向けてとても重要です。大学の学びの一部だというのであって決して蔑ろにはしてはいけません)
このあたりで、第一回目のnoteを終わりにしたいと思います。後半の方は説教臭くなってしまって申し訳ありませんでした。それと、最後に、私が大学のレポートや講義で使った本を三冊ほど紹介します!
哲学系:国分功一郎『中動態の世界 意志と責任の考古学』
政治系:宇野重規『民主主義とは何か』
法律系:三井誠『入門 刑事法』
以上三冊です。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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