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#598 練習にラダーを取り入れてみた話

10月31日火曜日は栗東での練習会。今回は思いつきでラダーでフットワークをしてからボールを打つ、という練習を入れてみたが、思いのほかグダったのと必要性を感じたお話。

上述の通り、ラダーでフットワークをして移動してから、手投げで出されたボールを打つ、という練習。過程自体はそれほど複雑ではないが、このラダーの動きに子どもたちが思ったほど慣れていなかった。ラダーでトレーニングをした経験があったり脚を動かす感覚がある子はそれなりにできるが、上手く脚が動かない子も多い。普通に走るだけなら全員できるが、そこからステップを加えてルールを足していくと混乱する。これは僕の見通しが甘かったなと知る良い機会になった。

昔はよくラダー練習を取り入れていた。僕の手元にはラダーが4セットあるし、子どもの人数が多くてもそれなりに対応できる。しかし、ラダーを繰り返しやったところでソフトテニスのフットワーク強化につながっていないような気がしていつしか辞めてしまった。ちょうど同じような時期に、ネットで「ラダーをやったところでラダーが上手くなるだけ」というような話を見かけたことも関係しているように思う。

今はこう考えている。確かに、ラダーを練習しただけでは、ラダーが上手くなるだけ。しかし、ラダーで様々な脚の動かし方を知ることで、そこからソフトテニスのフットワーク練習に結びつけていくことができる、と。そもそも、子どもたちが脚を使って色々な運動をする機会というのは時代とともに少なくなってきているのだと思う。脚の感覚がないのだ。だから、脚の感覚をラダーを使って呼び起こさせてあげて、そこからソフトテニスで色々なフットワークを練習することにつなげていく。神経と筋力のトレーニングになるのだから、必ず効果はある。練習の中で今後も上手く取り入れていきたいと思う。

(了)

○この内容をもとにお話したstand.fmの放送は、こちらから聞くことができます


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