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#597 スマッシュ練習に1時間をかけた目的

先日の守山ジュニアの練習にて、スマッシュ練習に一時間を費やした。その場でボールをキャッチするところから下がってキャッチ、前進してキャッチ、そして実際に打つ。丁寧にやっていたら一時間程度はすぐに過ぎていったが、もともとそれぐらいじっくりスマッシュ練習をしたいと思って練習に臨んだので所要時間は問題ではない。

しかし、自分が中学生でソフトテニスを始めたころは、スマッシュ練習に1時間もかけるということはなかったと思う。その分、毎日の練習の中に5~10分程度はスマッシュを練習する時間があり、それを毎日積み重ねることで身についていった。ジュニアの子達は週に何度も練習する子もいるけれど、スマッシュ練習を毎回少ない時間でもやっているということはほぼないと思う。限られた練習機会の中でまずは大まかに全体を伝えようとすると、これぐらいの時間はかかる。

ジュニアの練習もストローク練習が主体となるので、普段やらない技術を練習する際になぜそれを行うのかを伝えることは大切だ。もちろん、それ以外の練習についても、だが。ただの技術練習として目的もなくやるのか、それとも試合と結びつけて練習するのか。意識の向かう先を変えてあげればいい。

試合の中で、ボレーやスマッシュが決まらなくて失点したり、上手にできないことを見抜かれて狙われたりした経験はないだろうか。おそらく、ほとんどの子がそのような経験を持っている。そういった場面を思い起こしてもらい、そこで決めることが、返球することができていたらどうかわっていたか、これからどう変わっていくか。そこのイメージを持つことができれば、練習の目的は明確になってくる。目的や理由をはっきりさせてあげると、練習への向き合い方は変わってくる。

(了)

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