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#498 僕が一番、駆け引きを楽しんでいた自信がある

昨日の守山ジュニア練習を振り返る。

コートが日中大会などで使用されていたため、練習は夜間になった。夜だと日差しがない分、暑くてもまだ快適に練習できる。日中は無理をすれば身の危険を感じるレベルでの暑さになる。大会などのことを考えれば日中の暑さにも慣れておいたほうがいいのだが、暑さとの戦いに体力を削られないことで練習に身が入るようなら、これもまたいいと思う。

練習の6割ぐらいがボレー練習だったと思う。先日の平日ナイター練習のときもそうだったのだが、まずはボレーの基礎練習から入る。手投げのボールを正面やフォア・バックのボレーの動きでキャッチするところから行うのだが、これはゆくゆくは省略してもいいとは思う。しばらくは継続だ。ストローク練習をするときも、対面でボレーをするのとセットで行う。ストロークのアウトorインがわからなくなるというデメリットはあるが、ボレー練習のために狙って打つ意識が生まれるというメリットもある。

昨日はローボレーも基礎練習を行ったあとに、後衛vs前衛で駆け引きの練習を行った。クロス展開の状況から、後衛はクロスorストレートにシュートボールしか打ってはいけないという縛り。本来であればセンターという選択肢やロブという選択肢もあるが、前衛育成もまだ基本段階なのでシンプルに二択の勝負とした。

こうやってみると、前衛も意外とボレーを触ることができるし、後衛からすれば打てるコースが非常に限定されるので、前衛の動きを見すぎている後衛はミスが出やすくなるので、そういったときに前衛のポジションやモーションによるポイントであることを前衛の子たちに伝えてあげると、より自信にも繋がるのではないかと思う。

後衛は、前衛に触られる可能性が高い前提での練習をしているわけだから、ボレーをされたりすることは想定内で行わなければならない。駆け引きの中で、思い切ってコースに打ち込んでいく割り切りが必要となる。前衛に触られるのを嫌がって逃げてしまっては、サイドアウトを量産することになる。精神的な部分として、この逃げによるサイドアウトのミスがもっとも良くないと思っている。

ちなみに、この練習には僕も混ぜてもらった。前半は前衛サイドで、後半は後衛サイドで参加して、子どもたちに駆け引きを見せたり教えたりしながら、僕自身楽しませてもらった。

もう一つ余談。この駆け引き練習をしていると、隣のクラスのコートで練習している3年生の女の子が参加したいと言ってきた。こういう積極性は大歓迎である。数ヶ月前から平日ナイター練習にも参加し始め、ここ最近の前衛練習多めの内容が楽しいらしい。ポジションにとらわれる必要はないが、前で攻撃的にプレーすることの楽しさももっと知ってほしいと思う。新しいことへのチャレンジを、これからも楽しんでほしい。

練習全体の流れに手を加えてから、子どもたちも楽しんでくれている子が増えてきているように思う。今の形もいつまでも繰り返していたらそのうち飽きが来るので、またタイミングを見て内容に変化をつけていきたいと思う。

(了)

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