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#588 反省会は1分で

試合の後には振り返りが行われるものだが、長く行えばいいというものでもない。ましてや、コーチや指導者が選手に対して感情をぶつける場でもない。残念ながら、いまだに選手に対して怒鳴り散らかしている大人を見かけることはある。

試合後の振り返りは、次に向けてより良くしていくためにある。そのために、試合の中で反省すべきところ、改善すべきところが見えたのならばそれを見つめる必要はある。それと同時に、良かったところはどこか、ということにも目を向けて選手と共有することも大切。完全無欠のプレーなどそうそうできるものではないのだから、重箱の隅をつつくように反省点ばかり列挙しても気が滅入るばかり。なので、反省会は1分で済ませるように気をつけている。まだまだ時間オーバーしてしまうことも多いけれど。

1分で反省会をしようとした場合、話ができる改善点はせいぜい2~3個までがいいところ。そうなると、あれもこれもと言うより「これだけは」というポイントに絞って考えるようになる。細かいところは放置してもいいのかということになるかもしれないが、選手が自身で改善していくこともあるし、全てにおいて口出しする必要はないと考えている。いつまでも改善が見られない場合は、改めてアドバイスしたり改善方法を考えればいい。

試合後の振り返りでは、良かったところ、改善するところ、次に向けてどうするか、を考えるようにしたい。指導者・コーチからそれを伝えるのみでなく、できれば選手自身も考えて共有できるようにしたい。延々と続くような説教は必要なく、大切なことを端的にまとめて次に繋がる振り返りを心がけていきたい。

(了)

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