#550 指導方法の転換点
バックハンドストロークの指導方法について見直したほうがいいと考えている。
少し前までは、バックハンドの指導についての悩みは特になかった。ある程度自分の中に確立した方法があって、それに基づいて伝えていけば形になっていく手応えを感じていた。しかし最近は、その感覚が少し違ってきている。
昨日の投稿で「最初からあまり分解しすぎない方がいい」というような話をしたが、僕のやっているバックハンドの指導はまさにこの分解の形になっている。打点の確認、テークバック、フォロースルーと段階的にやる方法を採ってきた。これが必ずしも悪い訳ではないが、受け取る相手が全体像を掴みにくくなる懸念がある。
これでいい、という感覚を掴んでからが要注意である。万人に判を押したように通じる指導法など存在しない。概ねほとんどの人に伝わりやすい方法があって、そこから個別にカスタマイズしていく必要がある。そういう意味では、僕の現状は判を押したような形に偏っているだろう。今関わっている子たちに感覚を掴んでもらうにはどうしたらいいか。これを今後も常に考えていく必要がある。目の前に現れた課題は、自分自身を成長させてくれるものだ。
これでいい、は永遠にやってこない。これでどうだ!の繰り返し、積み重ねを続けていく。
(了)
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