見出し画像

#552 カメムシ爆弾

9月14日の守山ジュニア練習のときのことだ。

守山のテニスコートでは今、カメムシが大量発生している。時期的なものもあるかもしれないが、原因は不明だ。ナイターで練習していると、照明の光につられてテニスコートに寄ってくる。虫が苦手な人も多いし、カメムシは臭いを発することで有名なのでテニスコートでは度々小さな混乱が起こる。

そんなカメムシの被害を、身をもって味わうことになった。練習の切れ目で子どもたちに集合をかけたとき、首元の鎖骨辺りに蠢くものを感じた。状況からして、カメムシに違いない。とっさに振り払ったものの、そのカメムシを強く刺激してしまった。そうすると、どうなるのかは多くの方がご存知のとおりだ。一気に悪臭が鼻孔をつく。最悪のパターンだ。

しかし、大変だったのは臭いだけではなかった。カメムシの悪臭の正体は外敵から身を守るために身体から噴射する体液だ。その体液が、高濃度で首元に付着してしまった。みるみる間に首元がヒリヒリと痛んでくる。何が起こっているのか分からず、練習を他のコーチに任せて「カメムシ 体液 毒」と手元のスマホで検索。すると、すぐに結果が出てきた。

カメムシの噴射する体液には、アルデヒドという物質が含まれているという。これは多くの生物にとって有害な物質であり、人間の皮膚に付着すると炎症を起こす性質がある。まさかそんなものが含まれているとは知らなかった。幸い、テニスコートからすぐ近くのところに実家があるので、すぐに実家に向かいシャワーで身体を洗い流し置き薬の皮膚薬を塗って対処した。幸い、その後炎症が酷くなることもなく臭いも無くなった。

この時期、同じようにテニスコートでカメムシが発生しているところもあると思う。カメムシは肉眼でわかる大きさだが平べったい形をしており、衣服やカバンなどに簡単に侵入する。思わぬ形で刺激して、至近距離で体液を噴射されてしまうこともあるかもしれない。たかがカメムシと侮らず、気をつけてソフトテニスを始めアウトドアを楽しんでいただきたい。

(了)

○この内容をもとにお話したstand.fmの放送は、こちらから聞くことができます


よろしければ、サポートお願いいたします!いただいたサポートは、プレーヤーとしての活動や選手指導の活動に使用させていただきますm(__)m