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#593 目的を明確にする

何のためにやっているのか、何を目的としているのか、なぜやるのか。ここが不明確なままがんばるのは、難しい。目指すところがわからないまま人は走り出せないし、強引に走り出したとしても理由がないまま走り続ける意欲を保つことはできない。

かれこれ8年ほど続けてきた練習会。この目的はなんだっただろうか。始めたころは、地域の中学生で部活の指導があまり行き届いていない子たちに技術や戦術の練習をする場を提供することを目的としていた。月日が経って参加者の年齢層や地域なども変化してきたが、一番変化したのは練習会の在り方だと思う。

昨日も練習会を行ったが、果たして何のためにこれを行っているのだろうかと自分自身で疑問に感じてしまった。もう辞めたほうがいいだろうかとも思った。しかし、諦めて辞めてしまうのは簡単で、それは自分の目指していくものと違う。そんなとき、この練習会を始めたころの目的意識を思い返してみた。

今は、場の目的設定が不明確になってしまっている。ソフトテニスをただ楽しんだりのんびり活動する場もあるべきだが、僕が練習会をやっている、そして始めた目的はそれだけじゃない。この場は「試合に向けて」という目的設定があったはずだ。であれば、一定の厳しさも求められる。それが合わなければ、必ずしも参加しなければならないものでもない。

変わってしまったものをもう一度変えるのも、一つの変化。僕の設定する場の目的は、僕が変える。自分の変化から、環境の変化を生み出す。advantage.st練習会は、試合で最大限の力を発揮して目標達成を実現するための練習の場。こうして流される経験をするからこそ、見つめ直す機会になる。そのことにも感謝しよう。

(了)

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