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安倍元総理が被弾した2つの銃弾(1.肩の射入口・盲管銃創・紛失致命弾。2.首の射入口・盲管銃創・残存弾)

2022年7月8日 奈良県立医科大学付属病院 福島英賢教授(蘇生処置を担当) 記者会見

6:42
頸部に2か所の銃創があり、心臓および大血管の損傷による心肺停止と考えられる。
8:23
場所は、(首の)真ん中の所から少し右の2か所で、大きさは非常に小さい。
9:31
深さは心臓にまで到達する深さと理解いただきたいと思う。
11:47
(行った処置は)胸部の止血術と大量の輸血
13:20
手術している時に弾丸の方は確認できませんでした。
14:17
(弾丸が)胸部の心臓の大血管にたどり着いた為に、心臓の大血管が損傷されたために出血をされた
14:46
頸部に2発の銃創があったということ。
方向がそっち(心臓の)方向に向かってたんだと思います。
15:15
(記者:体に2か所銃創があり、心臓と胸部の大血管に損傷があったという言い方で間違いないか?)
その通りです。
(記者:頸部と言うのはどのあたりか?)

銃創の位置(15:31)

(記者:心臓部分というのはどういうことなんでしょう?)
この(首の傷の)下はすぐに大血管になってるので、心臓も割と近い所にありますから。
17:06
心臓の傷自体は、大きいものがありました。
17:16
たぶん弾丸による心損傷、大きな穴ですね。心臓の壁に空いた大きな穴です。
17:36
銃創とは、基本的には入り口よりも大きな傷を作るもんだと理解している。
18:17
1つだけ左の肩に別の傷があったので、そこが恐らく射出口だったんじゃないかと考えています。
19:44
(首の傷は)基本的には2つあって、その距離は5センチ位ですかね。
25:22
(首の傷の)場所が前で合って、どういう方向で(弾丸が)入ったのかは、別方向、横からかもしれません。傷は前にあったという事だけです。
(その時点で、射出口とみられる傷は)左肩の前の方です。
(弾道は)よく分からないですけど、そう思われる傷があったということです。
26:37
(傷があったのは)心臓の心室ですね。心臓の壁です。
29:05
銃創は一直線には進みませんので、体の中であちこち動きますので、どうなったかは正確には分かりません。
29:30
今のところそう考えてますけど、専門家が見られると違うかもしれません。
32:20
(頸部の傷は)高さでいえば鎖骨より上です。
鎖国には(損傷は)無かったと思います。

*関連発言部分のみ抜粋

7月8日 奈良県警 記者会見

Q 検死については? 
A 検死は19時10分から20時10分まで行っています。左肩、銃創1ヶ所、それから前頸部(首の前あたり)楕円形の銃創2ヶ所。これを確認しております。なお死因につきましては司法解剖の結果をもって判断いたします。

Q 左肩に1ヶ所、前頸部に2か所なら、銃弾を3発受けたという認識なんでしょうか?
A それについては司法解剖をもって判断いたしますので、検死段階ですので、目に見える確認をしておりますので、司法解剖によって明らかにいたします。

Q 弾は見つかっている? 
A 犯行現場で金属片 数点が見つかっておりますけれども、それが弾丸かどうかというのは、現在確認中でございます。

7月9日 奈良県警 司法解剖結果 発表

致命傷になったのは左上腕から入った銃弾1発で、左右の鎖骨下にある動脈を傷つけたという。死因は失血死だった。

安倍氏の左上腕と首に銃弾が1発ずつ入った痕が確認されたこのほか首に別の傷があったが、銃弾によるものかはわからないという。

7月21日(収録日:以下同)

「消えた銃弾 安倍元総理暗殺」青山繁晴 参議院議員(護る会代表)

自民党 治安・テロ対策調査会(7月20日)
9:09
(致命傷を与えた)弾は盲管銃創(銃弾が身体を貫通せず、体内にとどまっている傷)
体内に(致命傷を与えた)弾は残っていない
12:25
捜査一課長:射出口は本当にありません。
13:06
捜査一課長:(致命傷を与えた)弾は解剖で発見されていません。
13:26
捜査一課長:致命傷になった弾以外に撃ち込まれた弾(首の銃創)があって、それによって弾丸の形状は確認しています。
丸い銃弾

16:20
警察庁警備局長:お医者様が心臓が損傷したと会見なさったことは承知しております
従って、自分たちの実際調べたこと(司法解剖)と一致しないというのは事実です。

7月25日 「警察に更に問う 安倍元総理暗殺事件」青山繁晴 参議院議員(護る会代表)

6:45
(7月20日の自民党 治安・テロ)調査会の席上で、警察庁から(銃弾の)大きさについて、直径10mmという説明があった。

8月4日「暗殺の真実を追い続ける」青山繁晴 参議院議員(護る会代表)

9:44
被弾の状況を警察は確定させている。
警察は、容疑者の単独犯と断定している。
12:50(以下は警察の認識)
1発目は全部外れた。(容疑者は1つのカプセルの中に6発入っていると言っているが、警察はまだ確認できていない。1回の射撃で出るのが複数弾であることは間違いない)
(安倍元総理は1発目の爆音を聞いて)ひざを曲げながら振り向かれた。
そのため、容疑者の2発目の発射確度が丁度水平にり、左上腕部から水平に入った弾が鎖骨下にある動脈を破ってしまった。鎖骨下動脈は大きいので、そこから大量出血をした。
これ(銃弾)は、盲管銃創(体内に弾が留まる)。
(警察は、救命措置中の大量出血する中で銃弾が失われたと確信を持っている。現場と医療廃棄物も克明に探したが弾は出てこない)
17:39
1発体内に残っていた銃弾は形状としては正露丸そっくり(球体)で、直径10mmあり、金属であることは間違いないが、成分と入手経路は捜査中。体内で溶けるような弾ではないと警察は言っている。
21:32
弾が見つからないこともあり、法医解剖は6時間かけて行われたが、弾はついに見つからず。
もう1発の弾(2回目の発射で複数出たものの1つ)は、首の右前(鎖骨の上と思われる)から入った。
動画でシャツの襟が動いている。襟がそよぐような形で入って、この弾が右上腕部の肩辺りの骨に当たって止まった。その上腕骨は折れていた。
一般の散弾銃のような(弾の)広がり方をしたのかは現状捜査中。
26:10
警察は、救命医の会見と法医解剖の結果は違う。
心臓に傷は無かったですと、警察は明言。
いづれ(の弾道)も心臓からは距離がある。

【警察のこの時点での最新の説明】

〈下記の線は、青山議員が動画中に指し示したものを直線にしたもので、警察発表の正式なものではないので参考に留めてください。〉

鎖骨下動脈を損傷した致命弾(盲管銃創・紛失弾)
首の銃創(射入口:肩の骨を折って止まった残存弾)


安倍元総理が被弾される直前or瞬間

10月17日「安倍さん暗殺 警察が“脅迫”」青山繁晴 参議院議員(護る会代表)

2:42(場所:青山議員の議員室)
警察庁の高官:「こんなこと(心臓の穴に関して、救命医と司法解剖の見解の相違を含む真相究明)ばっかり青山先生だけ仰っていると、青山先生の為になりませんよ。」

12:30
この脅迫と思わざるを得ないその時に(青山議員が)言ったのは、その時の決着として、「警察庁長官が定例の記者会見で話すべきだ。奈良県警本部より、警察庁がやるべきだと思う。警察の中で調整して、お医者様と見解が食い違ってることに関して、公の場でハッキリと説明をしなければいけない。私を脅した以上は、それをやるのがあなた達の義務だ。
1日しか待たない。」

結局、(警察庁は説明せずに)奈良県警本部長に説明させた。9月30日、奈良県議会の総務警察委員会において、自由民主党の県議の質問に、事件後に交代した安枝亮 奈良県警本部長が答弁された。

21:00 (9月30日 場所:奈良県議会) 
奈良県警本部長:「元総理は、演説中発砲音に気付き、左向きに振り返った。
振り返ったところ、身体の左側から銃撃されている状況。
致命傷となったのは、左上腕部から入った弾により、左右の鎖骨下動脈が損傷した、これが致命傷となった。
この傷に基づく失血死が死因とされている。
また一部、頸部、首に2か所の銃創が認められたという風な報道がみられたが、実際のところ、頸部の銃創は1か所で、その周囲に擦過傷が認められるという状況。
この弾は、先ほどの弾と同じく、元総理の左側から飛んできて、右前頸部、これは首の右側ではなく、首の付け根の右前あたりから入って、右上腕骨に至っている状況。(青山議員:これ骨が折れている。)
元総理の身体に入った弾は、この2発だけです。いずれも心臓には達しておりません。従って心臓には銃による傷は認められなかったという状況。
いずれにしても、逮捕した容疑者による犯行として間違いないと考えている。」

9月30日 奈良県議会・総務警察委員会

〇安倍元内閣総理大臣に対する銃撃事件について
答弁:安枝亮 奈良県警本部長   2分~


2023年1月5日 「安倍元総理暗殺 真相に迫る」 青山繁晴 参議院議員

8:50
司法解剖(奈良県立医科大の解剖学専門の教授が6時間かけて行なった)の結果によると(心臓の壁に空いた穴は)、銃創ではない
警察庁は、当初傷はないと言っていた。
何度も、激しい言い合いになった。そしたら、変わった。
挫滅があった」といった。
*挫滅(ざめつ:外部から強い衝撃・圧迫を受けて内部の組織が破壊されること)

12:22
心臓を復活させようとする努力の最中に、力が強いと挫滅が起きることがある。

14:20
心臓に起きた挫滅は、死因ではない

2月22日 「安倍元総理暗殺の究明」 青山繁晴 参議院議員

1:33
安倍元総理は、1度目の爆音を聞いて振り向かれ、そこを後ろから撃たれた。
警察庁の報告書や、青山議員が警察庁から直接受けた報告によれば(山上容疑者によれば、1度の発射で6発出る内の)2発命中している。
1発は、首の右前側に命中
安倍さんが体を傾けた(左肩の方がやや下がった)状態で振り向いて受けた銃弾で、それは致命傷ではなかった
もう1発は、首の前の方に擦過傷があり、それは一般の方が撮影した動画で襟が揺れているものがあり、それは、(命中ではなく擦過傷を作った銃弾)によるものと思われる。
(命中した)もう1発は、左上腕部から真横に入って、それが動脈を傷つけて、致命傷になった。【警察の見立て】

2:55
高鳥修一 衆議院議員(狩猟免許所有)は、安倍さんの振り向き方がよっぽど極端でなければ、そのような弾の入り方(特に首の銃創)はしない。
弾道に説明が付かない。
(別の狙撃者がいるとまでは今のところ言ってない。)
週刊文春は、結局このことを「疑惑の銃弾」として書いている。

5:24
『安倍元総理は、演台上で、北西方向に向いてマイクを用いて演説していたが、‥』
【警察庁報告書】(下記18p参照)
真北ではなく、北西方向に向いた状態で振り返ると、弾道としては矛盾が無いようにも見える。
青山議員は、現時点ではどちらとも断定せず。
裁判においては、安倍さんの正確な立ち位置を含めて、現場証言を集めて克明に再現しなければいけない。
高鳥議員や週刊文春が言うように、弾道が合わないのか、それとも合っているのか、裁判の中で公判廷で現場を再現してやることを提案する。

【参考】

令和4年7月8日に奈良市内において実施された安倍 晋三元内閣総理大臣に係る警護についての検証及び警 護の見直しに関する報告書 (令和4年8月 警 察 庁
https://www.npa.go.jp/bureau/security/kennsyouminaosihoukokusyo.pdf

安倍晋三元総理 最後の演説 Former Japanese Prime Minister Shinzo Abe dies after being shot   2022/07/13
*被弾場面の映像を含みますので、ご注意ください。



陸上自衛隊の衛生科幹部で「戦闘外傷救護」の著者である照井資規氏による自動小銃で撃たれた場合の傷(銃傷)がどれほど恐ろしいものか。多数の画像資料をもとに解説。

*見出しPH:【高解像度】安倍晋三元総理 最後の演説
ぼっちじゃないトレーニー 2022/07/13

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!