『Amang Us VRが発売されたのでさっそくやってみた』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.11.12
■『Among Us』VR版がSteam、Meta Quest2、Meta Quest Pro向けに発売開始
「FTX、破産法適用を申請 対象はFTX Japan含む130社超」のニュースでは
FTX Japanの出金を再開したとありますが未だに「1日待て」というエラーが出て出金できずしょんぼりしてるので、今日はAmang Us VRが遂に発売されたよ!という楽しげな話題の方を取り上げます。
さっそく今朝MetaQuest2版を購入してやってみました。VRでやるAmang Usは期待通りの部分と、VRならではの課題とあるなぁと感じました。
■Amang Us VRが期待通りだったところ
まずゲーム開始前にロビーに集まっている時や緊急会議で呼ばれた時の、ボディランゲージだけでワチャワチャとコミュニケーションしている様子が「リアル鬼ごっこ」っぽい。リアルにプレイヤーがいる、実際に会っている生身な感じがします。
Amang Usの人狼・犯人捜しというゲーム性や、修理ミッションをこなしていくことなどの要素がなくても、鬼ごっこだけでも楽しめるんじゃないかと思いました。
ダクトの中の移動も、本当に狭いダクトの中を這って移動するような見た目になるのも新鮮でした。
そして、あのポップな見た目に反してインポスターに狙われると結構残酷に殺されるという緊張感がVRで没入感が増すともっとドキドキハラハラできるんじゃないかな、というところは期待通りでした。
宇宙船の狭い通路を通る時に他のプレイヤーとのすれ違いざまにサクッと刺されるんじゃないかという恐怖が、VRの一人称視点だととてもリアルに感じられます。
■VRならではの課題を感じたところ
やる前から心配していたんですが、視界が狭いことの影響がかなり大きいです。
自分がクルーになった時は、暗殺が本当に自分の目の前で起きなければ暗殺されたことに気づきません。そして視界が狭いので見ている方向が少しずれているだけで、小さな部屋で起きたことすら気づきません。
加えて、高い空間認識能力が必要なのもVRならではの難しさです。
どこに何人いるか、自分の近くに何人いるかを把握できないと、闇雲に自分のミッションをこなすだけになりがちです。
そしていざ暗殺が起きたあとのインポスター探しの会議でも「誰も見てない」「どこで誰が何をしていたかを誰も把握していない」ということが増えてしまいます。
インポスター探しの推理会議が盛り上がらないとAmang Usの魅力が半減してしまいます。
自分がインポスターになった時も、クルーが路地に入るとすぐに見失ってしまい、なかなか暗殺できません。
レーダーをもっと活用するUIにするなど、VRゴーグルの視界の狭さを補う工夫があった方がいいように感じました。
■VR化以外の課題も
他にも別の課題がありました。
まず、ユーザーが少なくマッチメイクに時間がかかる点が気になりました。
接続する地域を選べるのですが、日本を選んでプレイするとなかなか10人集まりません。VRゴーグルを持っている人が少ないことや、Amang Usが発売直後で買った人が少ない、そして今この瞬間にプレイしている人が少ないことが原因です。せめてFree to Playにしてくれればユーザーが増えると思うのですが。
「アメリカ東海岸」を選ぶと早く人数が揃いました。VRゴーグルの普及に加えて、日本の午前中がアメリカではゲームプレイヤーが多い夜の時間帯だということもあると思います。
そして、頻繁にアプリが落ちるという不具合も課題です。ローンチして間もないからか、たぶんバグで落ちます。自分のアプリが落ちるだけでなく、インポスターになったプレイヤーのアプリが落ちるとその回が終了してロビーに戻されてしまうという問題もあります。1回にインポスターが2人いるからか、インポスターのアプリが落ちて終了する憂き目に結構遭いやすい印象でした。
インポスターが1人落ちた場合でも残りのプレイヤーだけで継続できるような変更をしてほしいと思います。
■大勢で集まって楽しむVRゲームはメタバースを感じやすい
大勢で集まってワチャワチャと騒ぐゲームというのは本当に街中に集まったような感覚が得られることがよくわかりました。
文字通りバーチャルな「空間」があるということを感じられるのはAmang Usの宇宙船のような限られた場所の方がむしろ感じやすいかもしれません。
メタバースという並行世界が本当にあるんだ、と思える体験が今できるという点だけでもAmang Us VRはやる価値があると思います。MetaQuest2をお持ちの方はぜひAmang Us VRをやってみましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?