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『Google、ドメイン「.ing」提供開始 draw.ingやedit.ingなど登場』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.11.4


■Google、ドメイン「.ing」提供開始 draw.ingやedit.ingなど登場

Google Registryは、トップレベルドメイン「.ing」の一般向けの提供を開始した。

すでに一部の企業は利用を開始している。オンラインのグラフィックデザインツールのCanvaは「design.ing」「draw.ing」を利用。アドビは、Acrobatをオンラインで使う「edit.ing」「sign.ing」を利用している。他にも旅行関連で「go.ing」、サーフィン関連の「surf.ing」など、さまざまなものが登場している。

「.ing」はおもしろいですね。

トップレベルドメインが新しく追加されるタイミングでは、どんな単語も未使用ですから、誰でもアイディアとタイミング次第で超優良ドメインが取れます。

「.ing」ドメイン取得ページも「https://get.ing/」で展開されています。
また、有名企業の「.ing」活用例も掲載されています。

Canva:「design.ing」「draw.ing」
Adobe:「edit.ing」「sign.ing」
旅行関連企業:「Go.ing」
サーフィンコミュニティ:「Surf.ing」
金融系:「Bank.ing」

などが取得済みになっています。


企業の「.ing」マーケティング活用案をChatGPTに提案してもらった

「.ing」をどの会社がどんなドメイン名で展開するとよいか、ChatGPTに提案してもらいました。

ファッションブランドのユニクロは「wear.ing」を使って、自社の商品を着用している人々の写真や動画を紹介するサイトを作ると効果的です。このドメインは、ユニクロの商品がどのように着こなされているかを見せることで、ファッション性や着心地をアピールできます。

ゲーム会社の任天堂は「play.ing」を使って、自社のゲームのプレイ動画やレビューを集めるサイトを作ると効果的です。このドメインは、任天堂のゲームがどれだけ楽しくてワクワクするかを見せることで、ゲームへの興味や購買意欲を高められます。

音楽ストリーミングサービスのSpotifyは「listen.ing」を使って、自社のサービスの特徴や利用方法を紹介するサイトを作ると効果的です。このドメインは、Spotifyのサービスがどれだけ音楽を楽しめるかを見せることで、音楽ファンの注目や加入を促進できます。

飲料メーカーのコカ・コーラは「drink.ing」を使って、自社の飲料の種類や特徴を紹介するサイトを作ると効果的です。このドメインは、コカ・コーラの飲料がどれだけ美味しくて爽やかなかを見せることで、飲料への魅力や購入意欲を高められます。

スポーツ用品メーカーのナイキは「runn.ing」を使って、自社のランニングシューズやウェアの性能やデザインを紹介するサイトを作ると効果的です。このドメインは、ナイキのスポーツ用品がどれだけランニングを快適にしてくれるかを見せることで、スポーツへのモチベーションやブランドイメージを向上できます。

オンライン書店のAmazonは「read.ing」を使って、自社の書籍のレビューやランキングを集めるサイトを作ると効果的です。このドメインは、Amazonの書籍がどれだけ読者に感動や知識を与えるかを見せることで、読書への興味や購入を促進できます。

どれもあり得そうです。
ナイキの「runn.ing」は「runn」で取得するというのがこれまでのドメインの取り方と違うところでおもしろいですね。


トップレベルドメイン追加時の注意点

ただし注意点もあります。一番の注意点は詐欺サイトの登場です。

「.zip」や「.mov」などファイル名の拡張子に使われるものをトップレベルドメインにした過去の例は非常に危険です。

PDFファイルの中の文字列が自動的にリンク化され、クリックすると詐欺サイトにつながる→そのために詐欺犯がファイル名に使われがちな名前のドメインを取得する、ということが横行しています。

これは現在進行形で防ぐ方法もほぼないので、自分で気を付けるしかありません。

ECサイトのコピーサイト・偽サイトにも注意です。

メルカリやヤフオクなど個人が出品するタイプのECサイトから商品の画像や説明文をまるまる拝借して詐欺サイトを作成、銀行振り込みでお金を払わせて搾取するという悪質な事例が非常に増えています。

この時によく使われるのが、あまり聞き馴染みのない新しいトップレベルドメインです。良さそうなドメインが取りやすいので悪用されています。

売り切れている人気商品がココだけにある、他のECサイトよりちょっと安い(または大幅に安い)などで人目を惹きます。しかし聞いたことがないサイトなら「偽サイト・詐欺サイトかもしれない」と連想することが重要です。


12月5日までは割増料金、でも早い者勝ち

「.ing」の登録は、10月31日~12月5日16時(UTC)が一般ユーザーも登録できる早期アクセス期間となり、それ以降は通常の一般公開となる。早期アクセス期間の登録には1回限りの特別な料金がかかる。

「.ing」の募集開始からまだ1週間足らずなので、まだかなり空いています。ChatGPTに提案されたそれぞれのドメインも多くは未取得でした。

画像にある「runn.ing」「eat.ing」「writ.ing」も未取得(2023/11/4時点)

「play.ing」は取得済みでしたが、「waer.ing」「linsten.ing」「drink.ing」「runn.ing」「read.ing」はまだ空いています。

B'z、ZARD、WANDS、大黒摩季、DEEN、T-BOLANなどで一時代を築いた「ビーイング(Be.ing)」も未取得です。

転売目的で買い占める人もいそうなので、興味がある方はお早めに。


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